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ワカムラ電機株式会社
総務課課長
亀井聡さん(加茂郡八百津町)

結婚や出産で
スキルのある人が
やめてしまうのはもったいない
今までの場所で今まで通り
活躍できる会社にしたい


配電盤に使用される金属加工など、電気機械の関連部品を手掛けるワカムラ電機株式会社。総務課課長の亀井聡さんはワークライフバランスの充実を推進しており、時間有給制度の導入や育児休暇を推奨し、「家庭が充実すれば、会社に返ってくる」と、より働きやすい労働環境の整備に取り組んでいます。

家庭と仕事の両立のため
さまざまな制度を導入

 ワカムラ電機の社員は勤続年数によって有給の日数は異なりますが、有給消化率は98%。100%になる年も珍しくありません。年次休暇の取得を促進するため、盆休みなどで生産量が少ないときは計画年休充当日を設定し、工場全体を休業させることもあります。
 ほかにも、妻が出産するときに夫が取得できる配偶者出産休暇や子育てのための短時間勤務制度、時間単位の有給所得などの仕組みを設けています。子どもの行事や病気に対して、時間単位で有給が取れる制度は女性社員の取得率が圧倒的に高いですが、男性が取ることもありますよ。用事が済めば会社に来られるので、会社としてもメリットがあります。有給の消化も抑えられて本当に必要な時にだけとれるので、本人にとっても計画的に有給を使用できていると思います。

制度ができる前から築かれてきた
私生活に対する柔軟な勤務体系

 時間有給は3年前から導入しました。きっかけは法律の整備で大企業が導入したこと。それなら中小企業にも導入しようという話になりました。社員からの要望もあったので、タイミングが上手くかみ合った結果です。
 当社では、時間有給などの子育て支援にまつわる制度が構築される以前から各家庭に合わせて柔軟な勤務体系をとってきました。私自身、子どもが幼い頃はおむつ交換や料理の手伝いなどを人並みにしてきました。制度ができる前だったので、1時間抜けて家庭の用事をこなし、抜けた分は余分に働くことで調整したりしていました。総務部という仕事と私用のバランスが取りやすいセクションだったことも幸いでしたね。

会社で一番大切なのは「人」
充実した日々を過ごしてほしい

 育児休暇は5年前に初めて取った人がいます。今後は社員1人とパート1人が取得予定です。対象者があまりいないのですが、必要な従業員がいれば皆が取れるように有給や休暇の許可を出しています。
 会社で最も大切なのは「人」。従業員一人ひとりが納得のいく生活を送ってほしいです。その上で育児にもしっかり向き合い、仕事に取り組んでもらいたい。両方中途半端になってしまうことが一番良くないと思っています。仕事についての相談は現場の上司や総務にすることで解決できることもあるはずです。休みの相談なども気軽にしてほしいですね。

仕事も私生活も一生懸命することで
ワークライフバランスが成り立つ

 ワークライフバランスは仕事を少なくして、プライベートを優先しているというような風に考えられがちです。しかし、実際は仕事も一生懸命に取り組んで、プライベートもしっかりと充実させることではないかと思うんです。仕事も私生活も自分に関係することを一生懸命進めていけば、全てにおいて充実した生活が過ごせるのではと思います。
 従業員を大切にし支援や制度を進めれば、その恩恵は会社に返ってきます。会社として、従業員一人ひとりに仕事の時間も充実させる責任があります。スキルを持った人が出産や育児でやめてしまうのはもったいない。今までの人が今までの場所で活躍できる環境がいいですね。
 今年、男性社員2人に子どもが生まれる予定です。子どもが増えると「今の会社でがんばっていこう」など、これまでよりも自覚や責任が大きくなります。会社にとっても、子育て世代の社員が増えるのはいいことだと思います。