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株式会社ザイタック
代表取締役
小森健市さん(土岐市)

出産や育児の後も
職場で活躍してもらいたい
そんな思いから復帰後のサポートを含めた
幅広い支援を実践しています


東濃エリアの7カ所で、マシンを使ったパワーリハビリテーションや公文式学習治療などを取り入れたデイサービス事業を展開している株式会社ザイタック。平成24年には、岐阜県の子育て支援エクセレント企業(現:ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業)に選ばれています。産前産後休暇や育児休暇、職場復帰後の短時間勤務制度、保育料の半額負担制度、子育てを終えたスタッフに向けた孫育児休暇など、女性が元気に活躍できるこれからの社会を見据えながら、さまざまな職場環境の改善に取り組んでいます。

女性従業員の出産・育児退社は
会社にとっても大きな損失

 弊社は女性の割合が非常に高い職場ですから、結婚や出産で従業員を失ってしまうことは大きな痛手です。産前産後休暇や育児休暇など子育て支援をスタートさせたのは、新卒入社の女性従業員が妊娠・出産期を迎えたことがきっかけでした。制度として設ける前から事業所間の垣根を越えてスタッフ同士がサポートしあう関係性ができていたので、ある意味では自然な流れだったともいえるでしょう。今は社員の育児休暇取得率は100%。子育てに関わる時間というのは、後から帰ってくるものではありません。成人するまではたったの20年。その間に子どもと少しでも多く一緒の時間を過ごせるように、育児休暇など会社の施策は積極的にどんどん利用してほしいと思っています。

育児後の職場復帰も含めて
働きやすい環境を整える

 現在は全社員数96人のうち、88人が女性です。そのうち13人は育休を終えて職場復帰を果たしています。育児後に慣れない職場で働くリスクを抱えるよりも、慣れた場所へ戻ってこられる方が絶対に働きやすいですからね。
 私は育児休暇中の従業員の子どもと月に1度は会うようにしています。休暇中とはいえ、従業員も住民税や社会保険料の支払いの都合などで、月に1回は会社を訪れる機会がある。そのときに休暇中に入社した従業員と顔を合わせてもらうことで、復帰後一緒に仕事がしやすい環境になっています。弊社の従業員には「自分には戻れるところがある」という安心感を持って、育児にゆっくり専念してほしいと考えています。

女性従業員だけではなく
年配や男性の従業員にも配慮

 産前産後休暇や育児休暇以外に、仕事に復帰してからも働きやすい環境をつくることが大切なのは言うまでもありません。小さな子どもを持つ従業員は朝に30分遅く出勤することができる短時間勤務制度や保育料の半額負担制度を設けています。
 男女を問わないワークライフバランスの実践としては、毎週水曜日にノー残業デーを実施。近年は高齢化が進み、若いおじいちゃんやおばあちゃんが増えてきたことで、孫のために仕事を辞めたり働き方を変えたりするケースもありますから、孫育児休暇も導入しました。そのほかには病気の子どもを看病する父親に向けた看護休暇もあります。スタッフが互いに助け合う精神に基づいて、幅広い支援を実践しています。

今後も職場環境を改善して
女性の活躍を促したい

 実は私自身、男は一生懸命に仕事をして、子どもたちはその背中を見て育ってくれればという考えもあり、あまり子育てに関わってこなかったという思いがあります。働く女性たちの支援策をつくってきた理由には、その反動もあったかもしれません。
 今は国をあげて女性の活躍が叫ばれている時代。女性の活躍が中小企業を助けていくと思っていますし、仕事上における男女の差は時間の使い方が違うだけで、その点はむしろ女性のほうが秀でているのではと思います。なにしろ、女性は仕事と育児や家事をうまく両立させていることが多いですからね。社長としての私の務めはみんなが働きやすい職場環境を整備すること。とくに女性の活躍を支えられる制度を確立する必要があると感じています。