岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

子どもたちの将来のためにも
郡上のまちの未来を明るくしたい
そのために今、できる何事にも
チャレンジしていく


郡上市役所総合案内窓口
武藤里恵(むとう りえ)さん(郡上市)

【2016年3月14日更新】

郡上市役所総合案内窓口の仕事をメインに、郡上市地方創生事業の一環である郡上ケーブルテレビの番組「郡上を知ろう」のインタビュアーや八幡地域協議会委員など、地域づくりに励む武藤さん。個人的に各種イベント、講演会などの司会も請け負うなど、日々パワフルに活動しています。

出産を機会に、
まちの未来を考えるように

 高校卒業後、名古屋市内の信用金庫に就職。3年後、Uターンで郡上市に戻ってきました。ハローワークに5年勤務した後、3人の子どもを出産。専業主婦をしながらボランティア活動に取り組み、2013年から本格的に地域づくりの仕事に携わるようになりました。
 子どもが生まれてから、子どもたちが大人になった時の郡上市の未来を真剣に考えるようになりました。将来の郡上市が、少しでも住みよい地域であってほしいという思いが強まり、地域づくりの勉強を始めました。10年後、20年後に焦点をあてての地域づくりを目指しています。活動をするうちに同じ志を持った人々とつながり、現在の仕事を紹介されました。自分事として携わっていけるよう、子どもにも地域づくりを伝えていきたいですね。

家族の支えがあるから
今の私があると思える

 さまざまな活動に参加できるのは、近くに住む実母のおかげです。家のことや子どもたちを引き受けて、私を快く送り出してくれます。母がいなかったら、今の私の存在はなかったはず。主人もいやな顔ひとつせず、私を応援してくれます。家族の存在は、本当に大きいですね。
 子どもが幼い頃から活動をしてきて少しさみしい思いをさせたので、今は子どもとの時間を大切にしています。小学校3年生になる三男とのデートで癒されていますね。私につき合ってくれる三男とは、最近参加したイベントで2人の似顔絵を描いてもらったんですよ。

音楽と芸術に親しみ
子どもとの時間が宝物

 音楽と芸術が大好きです。ピアノを弾くのが好きな長男とピアノの演奏を楽しんだり、お寺のコーラス部にも所属して長男、次男と一緒に合唱を習ったりしています。
 今熱中しているのは、はじめて9年になるフラダンスです。髪を伸ばしているのも、フラダンスを踊るため。中濃、東濃でのイベントを中心に披露しています。
 フラダンスをはじめた当初から、講師になるという夢を持ち続けてきました。現在は、その夢を実現させるべく、フラダンス講師クラスに通っています。いつも家族や周囲の人々に、感謝の気持ちを持ち続けていきたいですね。

何事にも挑んで
自分の可能性を広げる

 座右の銘は「何事もまずやってみる!!」。自分の可能性は自分でもわかりませんから、とにかく出合うものすべてに縁があると思い、これまで取り組んできました。そうすると、意外な自分の可能性に気づくことができるんです。「失敗したって大丈夫」という思いでチャレンジするようにしています。
 人前で話すことが苦手だった私が今、人前で話す仕事をしているのは、苦手なことにも敢えてチャレンジしてきた結果です。「伝える」という仕事は、とてもやりがいがあります。どうしたら皆さんにきちんと伝えることができるのかを研究することが楽しいです。受け止め方も人によって違うので簡単なことではありませんが、やはりこれからも考えつづけていきたいですね。