岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

「千里の道も一歩から」
考えすぎて行動できないとき、
まずは踏み出す勇気を
成果がすぐに出なくても、
気づいたら大きな道ができているという
イメージを持って進むこと
ステップを大切に、地道な努力を積み重ねて


多治見ききょう法律事務所長 弁護士
木下貴子さん(多治見市)

【2016年3月14日更新】

多治見市出身で、平成12年に市内で初めての女性弁護士となった木下貴子さん。所長弁護士を務める多治見ききょう法律事務所では、個人から企業まで総合的にトラブル解決をサポートしています。特に数多く相談を受ける離婚問題では女性の気持ちに寄り添い、信頼を集める存在。東濃・中濃エリアを中心とした「岐阜成功塾」のセミナー講師や女性士業団体「41girls」のリーダーも務めるなど多方面で活躍しています。

大切な人を自分が守る
その思いで弁護士の道へ

 小学生のころ、人権をテーマにした作文で賞を取ったことがあります。相談相手だった近所のおばあちゃんに褒められたことがとてもうれしく、先生から「人権を守る弁護士になったら?」と勧められ、そのころから漠然と弁護士を志したような気がします。幼少期から離婚問題が身近にあり、離婚に際してやはり弱者になりがちな女性を守りたい、自分自身自立した女性になりたい、そんな思いから、弁護士を真剣に目指すようになりました。

女性に寄り添い
地元を元気にする弁護士に

 女性弁護士だからこそ、女性が気軽に相談できる法律事務所を作りたいと、多治見ききょう法律事務所を始めました。主な取引分野は離婚・相続・不動産問題・売掛金回収などで、中でも離婚の相談が一番多いですね。1年間に80名ほどの離婚関係の法律相談を受けています。女性の離婚カウンセリングは初回無料で、明確な価格設定にすることで、気軽に相談できるようにしています。弁護の依頼となれば、協議離婚の話し合いや家庭裁判所の調停、審判、手続きや書類作成などで週に2~3回は裁判所へ出向きます。デリケートな問題なので困難もありますが、「先生のおかげで助かった、ありがとう」といってもらえることが大きなやりがいです。また、自他共に認める多治見大好き人間なので、地元で活躍する企業に貢献できることによろこびも感じます。地元に元気な起業家を増やしたいとの思いから、2015年の7月からは東濃・中濃エリアを中心に「岐阜成功塾」をスタート。セミナー講師として、地元に貢献したい若手経営者や起業家に経営ノウハウを指導しています。

「あの人のおかげで今の自分がいる」
そういわれる大人を増やしたい

 刑事裁判では、罪を犯した人が「子ども時代、誰からも必要とされなかった」と感じていることが多々あります。後からできることには限界がありますが、幼少期に周囲の大人がその子の長所に気づき、将来へ導く助言をすれば変われます。そしてその子が成長したとき、「あの人のおかげで今の自分がいる」と温かく思い返すはず。私は、愛情を持って子どもを導く大人を増やしたいという思いで弁護やセミナーの活動をしています。2014年から女性士業団体「41girls」のリーダーも務めています。法律相談では相続税や社会保険の問題が関係することも多いので、「ほかの専門士業の人達と一緒に相談会ができたら、早く解決して相談者も助かるのでは」と始めました。私と同じく女性起業家である税理士や社会保険労務士、行政書士と一緒に相談会を実施しています。グループ名は、メンバー4人の熱意で多治見市の最高気温40.9度を上回っていこうというネーミングです。

いつでも楽しく働き、
信頼する家族との時間も大切に

 夫も岐阜で働く弁護士で、互いに高め合える良きパートナーです。10歳の娘と5歳の息子は、事務所のイメージキャラクター「ききょぴ」と「ききょりん」を作ってくれました。忙しいと夫や母の助けが不可欠ですが、その時は「今日はお願いね。今度のお休みにはあれをします」と「もちつもたれつ」の関係を心がけています。いつも楽しく仕事をして、仕事から離れたら家族との時間を大切に。プライベートには仕事を持ち込まないようにして、特に休日や平日の夕方は家族を優先し、自分もリフレッシュしています。今後の目標は地元に恩返しや恩送りをして、地域に循還の輪をつくること。これからも地域活性化のために事業を継承した経営者の相談を受けたり、「41girls」としても女性の起業支援に力を入れたいですね。