岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

座右の銘は「おいあくま」。
「お」こるな  
「い」ばるな 
「あ」きらめるな 
「く」さるな 
「ま」けるな


十六銀行事務部 金融商品管理グループ
馬渕裕美(まぶち ひろみ)さん

【2016年3月28日更新】

女性の活躍を推進している十六銀行。馬渕裕美さんは、2014年12月に発足した「輝けなでしこ☆プロジェクト」のメンバーに立候補し、通常の銀行業務を行いながら女性活躍のための会議やイベントにも参加しています。二児の母である経験を活かし、女性が十分に能力を発揮できるような制度を整えようと奮闘しています。

結婚退職後、社会参加を考え十六銀行へ
出会いに恵まれ視野が広がった

 以前は証券会社に勤務していました。結婚により退職して家庭に入ったものの、再び社会参加を考えるように。そんな時、新聞で十六銀行の求人広告を目にして応募しました。テレフォンバンキングサービスのオペレーターとしてパート採用され、契約行員を経て正行員に。現在は、公共債の募集や売買に関する事務手続きを管理しています。仕事の内容としては、金融庁、日本銀行および日本証券業協会宛ての報告書の作成や、外務員資格照会、銀行内の事務手続きの改正などです。当行の行員がお客様に投資型商品の勧誘を行う際に、わかりやすくご案内ができるよう「手続き」を工夫するポジションです。
 今の私があるのは周りの方のおかげです。出会った方々は本当に素晴らしい方ばかりで、大変良い影響を受けました。物の見方や考え方が変わり、視野が広がって成長させていただいたことに感謝しています。

自身の子育て経験から立候補
女性行員のために制度を整えたい

 「輝けなでしこ☆プロジェクト」に立候補した理由は、パート時代から「家族になにかあったときにフォローしてもらえる体制があれば」と考えていたからです。社会に参加していたい、でも家庭での役割もある...。そんなジレンマを持つこれからの女性のために、子育て経験を活かして銀行に提言できるチャンスがあるといいと思いました。発足から1年が経ち、取り組みが形になってきてよかったと思います。新聞に取り上げていただいたときに、改めてそう感じました。例えば、子どもの学校行事に参加しやすい「半日年次休暇制度」。この制度がなかったら、その日は「遅刻」や「早退」の扱いとなってしまいます。本人にとっては響きが違いますよね。こういった制度が整うことの大切さを、日々実感しています。

大切な家族がいるから頑張れる
いつでも行き先を明確に思い描く

 私には大学院生の息子と大学生の娘がいます。家族の理解と協力は、仕事とプライベートの両立には欠かせません。働いているので、あまり子どもの世話ができなかったと思いますが、子ども達は我慢して私に協力してくれました。「努力すればするほど、結果が報われる」-娘が幼い頃、私に書いてくれた手紙は今もお守りのように持ち歩き、資格試験などのときは願書と一緒に入れたりしています。私は、自分の意志や目標を明確にし、それを強く思うことが大切だと考えています。「家庭があるから」「子どもがいるから」という理由であきらめることなく、目標を達成するためにできる方法を見つけるようにしています。

近い未来の延長線上にある将来の夢
今後も「不言実行」で目標に向かいたい

 リフレッシュ方法はたくさんあります。趣味は教室に通っているパン作りや、映画鑑賞と絵画鑑賞。楽しい方々と飲むお酒や好きな花を生けること、一服の抹茶、書店で過ごす時間も好きです。私は近い未来の延長線上に将来の夢があると考えているので、今後は銀行の中で役立つ知識はもちろん、外でも役立つ知識の習得を目指しています。「有言不実行」になることは避けたいので、不言実行で目標に向かって自己啓発しています。また、学生時代に恩師がくれた「おいあくま」は、いまも常に意識するようにしています。「お」こるな 「い」ばるな 「あ」きらめるな 「く」さるな 「ま」けるな の心をこれからも大切にしていきます。