岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

座右の銘は、
「毎日を楽しく過ごす」
子どもたちを見守る仕事も
趣味に打ち込むプライベートも
全力投球しているから、
充実感が大きい


保育士
丸田有香(まるた ゆか)さん(北方町)

【2016年4月25日更新】

保育士をしていた母親の影響で、同じ道へ進んだ丸田さん。現在、自身が育った北方町の保育園に勤務しています。昨年度は、0歳から3歳になるまでの未満児クラスを担当。日々できることが増え、成長していく子どもたちを見守り、大きなやりがいを感じています。

個性豊かな子どもたちの保育は
教科書通りにはいかないことも

 保育士をしていた母に、子どもの頃から憧れていました。印象に残っているのは、家に帰ってきてから保育園で使うものを画用紙などでつくっている姿。大変そうでしたが、決して嫌々しているのではなく、楽しそうに作業していました。そんな母を見ていたから、子どもの頃から将来の夢は「保育士」。母のようになりたいとひたむきに夢に向かって努力してきました。しかし、実際に仕事に就いたばかりの頃は、「学校で教わったことと違う」とギャップに戸惑いました。子どもの成長の過程で起こる、さまざまなできごとやアクシデントへの臨機応変な対応は、経験しないとわからないことばかり。毎日、試行錯誤しながら、子どもたちと一緒に成長してきました。
 また、子どもたちは一人ひとり個性があり、子どもたちが何を求めているのかを察することも難しく感じられました。表現の仕方が違うんです。教科書通りにはいかなくて、その時々で悩みながら接しています。当時、いきいきと楽しそうに働く姿を見せてくれた母も、きっと今の私と同じように大変な時期があったのだろうなと実感しています。

目覚ましく成長する子どもを
保護者とともに見守る幸せ

 現在は、私自身も子どもの頃に通っていた本巣郡北方町の保育園に勤務しています。当時、私のクラスを受け持ってくれた担任の先生をはじめ、お世話になった方々と同じ職場で働けるのは、とても恵まれたことだと思います。
 そんな先生方にも助けられて、経験をしっかりと積んで、今では予想外のことが起きても余裕を持って子どもと向き合えるようになりました。子どもたちからも信頼されていると感じます。かわいい笑顔を向けてくれる子どもたちに癒やされながら、日に日に成長していく子どもの様子を間近で見守ることの喜びを感じています。
 今年は未満児クラスを担当しました。クラスには0歳の赤ちゃんもいます。0歳児は日々の変化が大きく、「ハイハイが始まった」「歩けるようになった」「離乳食から幼児食に変わった」など、どんどん発達していきます。そんな、今しかない特別な時期を保護者の方たちと一緒になって喜べることがやりがいです。

子どもとアウトドアが好きだから
オフの日も全力で楽しむ

 休日はボーイスカウトの活動に指導者として参加し、保育とは違った形で子どもと接しています。私自身、高校生の頃からボーイスカウトに入り、多くの仲間たちとともに自然のなかで過ごすことの良さを体験していました。また、さまざまな遊びを通して社会性を身につけることができるのも、子どもたちにとって大切なことだと思っています。
 アウトドア好きな私ですが、インドアな趣味も持っています。一人で過ごす時は、ジグソーパズルを楽しんでいるんです。小さいころからの趣味で時間があればずっと続けてしまうほど熱中しています。そんな風に、休日はしっかり休んで遊ぶことが仕事に全力で向かえる秘訣のような気がします。

プライベートも充実した日々
理想の家庭を築くのが新たな目標

 プライベートでは昨年6月に結婚しました。今後、家族が増えたら、ずっと追いかけてきた母のようなお母さんになりたいと思っています。子どもは2人くらい欲しいですね。休日には家族そろってキャンプにいって、ボーイスカウトで学んだことを一緒に楽しんでいきたいです。夫と一緒に温かい家庭を築いていきたいですね。
 プライベートが充実しているので、仕事ももっとがんばっていきたいです。日々勉強という気持ちをもって、かわいい子どもたちと向き合いながら楽しく過ごしていたいと思います。