岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

目標があるからこそ努力できる
夢実現を目指して突き進む
そのためには、一つひとつの
積み重ねが大事になってきます


タック株式会社第1事業本部ヘルスケアソリューション事業部リハビリシステムグループ導入サービスチーム・チームリーダー
寺西真理子(てらにし まりこ)さん(大垣市)

【2018年6月 5日更新】

イビデン株式会社の電子計算室を母体とし、1976年、株式会社イビデン計算センターとして創業したタック株式会社。本社とイビデン&タックソリューションプラザ(ITプラザ)を大垣市に構えています。同社第1事業本部ヘルスケアソリューション事業部リハビリシステムグループ導入サービスチームでチームリーダーを務めているのが、寺西真理子さん。リハビリテーション科がある病院など、ヘルスケア分野に携わるスタッフへ最適な医療情報システムを提供しています。

ヘルスケア分野において
スタッフをサポートする

 私が所属する第1事業本部ヘルスケアソリューション事業部リハビリシステムグループ導入サービスチームでは、主にリハビリテーション科がある病院を対象に自社製品の『タックリハビリテーション支援システム』を提供しています。このシステムは、リハビリテーションに携わる医療スタッフの業務効率化や運用改善が目的。コンピューター上でスケジュールを管理したり、電子カルテと連携したりと、病院内全体での情報共有が可能です。システム面から見たリハビリテーション業務の運用改善も提案。これまで多くの場面でシステムが医療スタッフをサポートしてきました。

一人で説明から立ち上げまで担当
やりがいを感じ自信になる

 大学卒業後、タック株式会社へ入社。はじめは別の部署に配属され、公共施設での仕事をしていましたが、医療機関に関わりたいと異動希望を出しました。私の父親が通院しているなど、昔から病院は身近な存在で憧れていたのが理由だったんです。6、7年かかってようやく、現在の部署へと移りました。
 対象となる医療機関は全国にあるため、出張する時が多いです。東京の次はすぐ大阪へ出向くという日も。導入先との打ち合わせからシステムの設定まで、一人で担当します。その場に頼る人がいないため、個人の技術の高さや知識の深さが重要です。一通り終えた時の達成感はやりがいとなり、自信につながります。「仕事しやすくなった」という顧客の声を聞けた時はとてもうれしいですね。おかげさまで、当社が導入するシステムは、全国ナンバーワンのシェアを誇るまでに成長しました。

メンバーと協力しながら
働きやすい職場作りを目指す

 チームメンバーは10人以上おり、チームリーダーとして担当案件の割り振りや一人ひとりに教育と指導をしています。いきなり一人だけで現場へは行けないので、社内で勉強会や導入説明の練習を重ね、はじめのうちは私やベテランメンバーが同行。個々のレベルに合った指導を心がけています。一段ずつ、確実にステップアップしていくのが大切だと考えています。
 チームは女性が約半数。私は育児休業を経て職場復帰しましたが、以前と変わらず業務に取り組めているので、これから出産を考えている社員や、家庭を持つ社員の道しるべになれるとよいですね。出産や育児などを経ても仕事を辞めずに続けられるよう、快適な職場環境の整備や働き方の提案をしていきたいと思っています。

家族の支えに助けられて
念願だった資格を取得する

 現在、夫と1歳半の子どもとの3人暮らしです。起床時間を7時から5時半に早め、洗濯やその日の夕飯の支度などを朝のうちにすべて済ませています。保育園に預けている子どものお迎えや夜の寝かしつけなど、夫の協力は欠かせません。中国楽器の二胡を演奏したり、スポーツカーを眺めたり乗ったりと、リフレッシュも大事にしています。
 育児休業を取得中、応用情報技術者試験を受験。比較的時間がある今のうちだと思って猛勉強し、合格しました。好きな言葉「目標のないところに努力はない」が日々の行動を後押ししてくれます。したいことがあるから今の生活があり、資格取得もその一つでした。今後も「してみないとわからない」の精神で、さまざまなことに挑戦していきます。