ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

株式会社飛騨ダイカスト(飛騨市・金属部品製造業)

  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 年休取得率50%以上
  • 育児中の多様な働き方

従業員数/男性29名 女性31名 計60名 ※平成28年3月1日現在

子育てや地域活動のための有給休暇取得奨励や、産休・育休明けの正社員登用など、従業員が仕事にやりがいを持ち、その能力を最大限に発揮できる職場づくりに努めている。

産休明けに正社員で登用

 高度なアルミニウム鋳造技術で、カーエアコンやワイパーなどの自動車部品を製造する飛騨ダイカスト。社員60人のうち半分が女性で、体力が必要な鋳造部門を除いた製品の加工、検査、管理などの適材部署に配置。有給休暇取得の奨励や、産休・育休明けの正社員登用など、女性が働きやすい職場づくりに努めている。
 会社が子育て支援を手厚くすれば、コストがかかるが、渡邉正憲社長は「社員の士気向上とスキルアップが図られ、不良品の発生率もゼロに近くなった。明るい職場環境や人材確保という面でもメリットの方が大きい」と語る。
 2度の育児休暇を取得、職場に復帰した間所愛佳さんは「当時はパートだったので出産を機に会社をやめようと思ったが、正社員として再雇用してもらった。職場の皆さんからも温かく迎えてもらい、本当にありがたかった」と話す。間所さんは現在、短時間勤務制度を利用し二人の子育てと仕事を両立している。
 2015年には企業内家庭教育研修会を実施。子育て中の社員やこれから親になる若い従業員に子育てと仕事の両立のコツや家庭でのコミュニケーションの重要性などをアドバイスし交流を深めている。
 渡邉社長は「飛騨地域では三世代同居の所帯が多いせいか、男性が育児休暇を取得した事例はまだない。しかし、今後は年老いた親の介護が課題となる。子育て支援と合わせ、介護もバックアップしていきたい」としている。


女性社員とコミュニケーションを図る渡邉正憲社長(右)。


育児休暇取得後、パートから正社員として職場復帰した間所愛佳さん。