ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

明宝特産物加工株式会社(郡上市・食品製造)

【2021年4月 8日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性54名 女性32名 計86名 ※2020年12月現在

エクセレントPOINT

①部署の垣根を取り払ったコミュニケーションの創出
②新工場竣工による生産性と品質の向上
③食育の普及と雇用の活性化で地域振興に貢献

アイデアを出しやすい環境で働きがいを高める

 明宝特産物加工株式会社では、風通しの良い職場づくりを目指して、部署ごとの縦割りの意識を解消し、年6回の部署長会議や意見交換会、経営方針を共有する研修など従業員同士の交流の場を増やした。2020年8月からは社内報「Mplus」の発行を開始し、会社の業務連絡だけでなく、従業員の家庭生活や趣味などを掲載することで、従業員同士の理解が深まり、お互いの家庭環境を尊重し合う風土が醸成された。
 また部署の垣根を越え広くメンバーを募って新商品開発チームも設立された。キャリアや知識は問わず、やる気があれば加入できる。トップダウン式では埋もれがちだった現場の声を掘り起こし、良いアイデアを積極的に拾い上げる環境を整えた。
 18年に竣工した新工場の設計にも従業員の意見が取り入れられた。搬入から出荷までの動線を一本化して作業効率を上げ、一度に多品種の製造が行えるよう設備を拡充。旧工場に比べ生産性や品質が格段に向上した。
 会社の考え、そして従業員一人ひとりの考えを共有できる場の確立と技術面の進歩が、食感が柔らかな新商品の明宝ハム「ソフト」や冷蔵ウインナーの開発につながるなど、具体的な実績を生み出している。
 また元々第3セクターとして設立した経緯から、地元小学生に向けた出前授業の開催や、ジビエを使った商品開発への技術協力など地域貢献にも力を入れている。従業員の約28%がIUターンで就職しており、移住をきっかけに入社した従業員も多い。人口約1500人の明宝地域にとって90人近い従業員を抱える同社の発展は地域経済に直結すると同時に、地場の魅力そのものが会社に人材をもたらしている。総務部の置田優一さんは、「企業という枠を超え今後も地域と共存共栄の関係を築いていく」とした。


地元の小学校で開かれたハムづくり教室の様子。従業員自ら講師となり、子どもたちを対象にした食育活動を行っている。


生産部門に携わる和田仁美さんは、「新工場は設備が整い働きやすい。余裕をもって仕事に取り組むことができるようになった」と笑顔を見せる。