ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
株式会社イマオコーポレーション(関市・製造業(機械部品))
【2023年3月24日 更新】
- 年休取得率55%以上
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 女性の育児休業取得率75%以上
- 男性の育児休業等取得実績
- 育児中の多様な働き方
- 介護中の多様な働き方
- 育児・介護以外の多様な働き方
- 育児・介護休業取得促進・復帰支援
- 育児や介護による退職者ゼロ
- インターンシップ
- 女性管理職登用
従業員数/男性193名 女性97名 計290名 ※2022年11月現在
エクセレントPOINT
①社長と全社員が個人面談し、社長自らが社員のニーズを把握
②最大100日の特別傷病休暇、企業団体保険加入など福利厚生の充実
③男性育休推進により、対象者の50%が育児休業を取得
社員、家族に寄り添う働き方制度の充実
産業機械用部品の開発、製造などを行っているイマオコーポレーションでは、所定外労働時間を発生させないよう徹底して取り組んでいる。昼休みや終業時間の10分前からは留守番電話に切り替えたり、2018年10月からは当日出荷分の受注締め切り時間を14時から3時間早めて11時にするよう関係各社に依頼。2人の子どもを育てながら時短勤務で働く業務部機工グループの森恵里子さんは「受注締め切り時間が前倒しされたことで、時短勤務中でも落ち着いて働けている」と話す。男性の育児休業取得推進も積極的に行っており、機工本部の神原淳さんは妻が第2子を出産する際に3カ月あまり取得した。育休取得を快く了承してくれた上司や同僚に感謝しつつ、「子育てに関わっている喜びと充実感を味わいながら、妻の大変さが身に沁みた」と話す。
2年に一度、社長との個人面談もあり、社長自らが社員のニーズを把握することで、希望に沿った人事異動や社内制度の見直し、福利厚生制度の導入につながっている。実際に有休の入社日付与や工場内の冷暖房完備、同僚社員の結婚式出席の際の祝儀補助などが実現した。
社員想いの職場づくりは今に始まったことでなく、入社後1年が経過した全ての正社員を対象に、会社負担で死亡保険や傷害保険、医療保険、労災上乗せ保険に加入する取り組みは30年以上前から実施。会社が負担する保険料は年間2000万円ほどと同規模の会社と比較して格段に高いと言い、社員はもちろん、支える家族も安心して仕事に送り出すことができている。

受発注業務等を行う業務部機工グループの森恵里子さん。当日出荷分の受注締め切り時間が前倒されたことで、時短勤務中でも焦ることなく働けているという。

展示会でアテンドをする機工本部の神原淳さん。第2子の出産時に育休を取得し、子どもの成長を間近で感じ、充実した日々を送ることができた。