ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

社会福祉法人桜友会(関市・高齢者介護)

【2023年3月27日 更新】

  • 多様な休暇制度
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 介護休暇・休業取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 育児・介護以外の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性81名 女性221名 計302名 ※2022年11月現在

エクセレントPOINT

①事業所内保育施設の設置
②育児・介護による短時間勤務と勤務免除制度の導入
③時間単位の年休取得が可能で休みやすい環境実現

地域にも開けた事業所内保育施設を設置

 職員の7割が女性という桜友会では、以前より出産・育児による退職が大きな課題となっていた。そこでアンケートを実施し、要望が多かった事業所内保育施設「ほほえみ保育園」を2013年に設置。すると、子どもを預かってもらえることで、働ける時間帯が広がり、出産・育児を理由とした退職者が半減した。育休後に子育て世代が復帰できることは、他の職員からも歓迎の声が多く、協力体制も万全。さらに「保育園があるなら」と求職者も増加し、人材の維持だけでなく、人材の確保も実現した。保育園を利用する江島彩香さんは「同じ建物内に子どもがいる事で大きな安心感がある。高齢者と触れ合うこともでき、世代を越えた交流で子ども、高齢者の笑顔が見られ双方に良い刺激になりとても嬉しく思う」と笑顔を見せる。また、15年からは工夫を凝らし、土日祝日や長期休暇中に小学生の学童保育を実施している。
 ほほえみ保育園は開所以来、地域にも開放されており、月極利用は1万5千円、スポット(1日単位)利用は1日千円と、誰でも職員と同額で利用できる。現在、登録園児39人のうち7人が地域からの利用者だ。髙井澄恵施設長は「今は働き続けたいと望む女性が多く、社会全体で子どもを育てる仕組みが必要。保育園が地域子育ての一助となれば」と、子育て支援を通じてさらなる地域貢献を目指す。


ほほえみ保育園は、土日祝日も利用できる。半日単位で利用する職員も多い。


「他の職員も子どもを気にかけてくれてありがたい」と話す介護職員の江島彩香さんは「ほほえみ保育園」に子どもを預ける。