ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
三友精機株式会社(中津川市・ダイカスト・プラスチック金型製造、修理)
【2023年3月24日 更新】
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 育児中の多様な働き方
- 介護中の多様な働き方
- 保育・子育て支援
- 育児や介護による退職者ゼロ
- インターンシップ
- 地域連携
- 女性管理職登用
従業員数/男性11名 女性4名 計15名 ※2022年11月現在
エクセレントPOINT
①時間外労働削減のため、1日のスケジュールを時間単位でホワイトボードに書いて見える化
②年次有給休暇は時間単位で取得可能
③社員の意見を聴く場として、四半期に1度社長面談を実施
職場のルール明確化で効率アップ
三友精機では、職場内のルールを明確にすることで業務効率化につなげようと、それぞれの部署が意見を出し合って、受注から生産、納品までの流れをまとめたフローチャート20種類を作成。各職場に張り出し、いつでも確認できるようにしている。特に、個人により差があった問題発生時の対応は、内容ごとにパターン化することで迅速に解決できるようになった。
また、終礼時に、翌日に行う仕事と所要時間をホワイトボードに書くことを習慣化したほか、廃材を利用して工具の整理棚を作成するなど、日頃から職場環境整備に積極的に取り組んでいる。
業務効率化を中心となって進めた青山信子総務部長は、「新入社員に対し、ルールも何もない状態で『自分で考えて』と言うのは酷。ルールづくりが進み、指導しやすくなった」と、人材育成の面での成果も実感している。
様々な人材が活躍できる環境づくりには以前から注力。総務部は以前、女性従業員2人のみだったが、1人が産休に入るのに合わせて新たに1人を採用。現在は3人体制となり、フォローがしやすい環境が整った。
会社創立時から働く製造課の糸魚川証作さんは、72歳となった今も技術顧問としてダイカスト部品の仕上げや従業員の指導などを担う。始業時間を他の従業員より45分遅くするなどの配慮があることで安心して力を発揮できている。
篠原悟司社長は「会社で目標を達成する喜びを得ることにより、家での生活も充実化させるという良いサイクルを確立してほしいという思いで、今後も働きやすい環境づくりを進めていきたい」としている。
会社創立時から働いている糸魚川証作さん(右)は、負担の少ない勤務体系にすることで、72歳となった今も技術顧問として活躍している。
項目ごとに作業の流れをまとめたフローチャートを作成。各職場に張ってあり、いつでも確認することができる。