岐阜で活躍する女性の紹介
〜岐阜で活躍する女性からあなたへのメッセージ〜

自分のやりたいことを
みつけられたこと
それを仕事にできていることが
喜びなんです


ガラス作家「そらいろ。」
宇野あかね(うの あかね)さん(本巣市)

【2016年4月25日更新】

ガラス作家「そらいろ。」として、作品をつくり続けている宇野あかねさん。岐阜市内のハンドメイドマーケットなどにも多数出品する注目アーティストです。作家として10年目を迎え、ますます夢に向かってまい進しています。

母や祖母から受け継いだ
ものづくりが好きという思い

 母や祖母、曾祖母が手づくりをするのが大好きで、子どもの頃からハンドメイドされたものが身近にありました。そんな姿を近くで見ていた影響か、私自身も自然と何かをつくることが好きになっていったんです。
 ガラス作家になろうと思ったのは、大学4年生の時。思い返すと、小さな頃からガラス細工が好きで、水族館や動物園などにある小さなガラス細工の土産物にかじりついて眺めていました。しかし、その時はガラス作家になろうとは思っていませんでした。「ものづくりだけで食べていけるわけがない」という不安があり、またそんな覚悟もなく、周囲に流されるまま大学に進学しました。4年生になると、周りが教員採用試験を受けたり就活したりと忙しい日々を過ごす中、私は本当に私が進みたい道は何なのか、迷い続けていました。

再び動き出した
ガラス細工の夢

 そんな時、滋賀県長浜市の黒壁スクエアでガラス細工を体験しました。子どもの頃から好きだったガラス細工。いいものをつくろうと真剣に取り組んだのですが、できあがった作品は納得できるほどいいものではありませんでした。もっと上手になりたいという思いが胸に残りました。
 大学卒業後は、ひとまず3年間はと特別支援学校の講師を担当。もちろん、講師の仕事にもやりがいを感じていましたし、かわいい子どもたちと離れることも辛かった。それでも、3年が過ぎてもなお「ガラスがやりたい」という気持ちは消えず、夢を諦められず思いきって退職したんです。子どもたちと過ごしたあの3年間があったからこそ、今があると思っています。
 26歳の時に名古屋の教室へ通い、基礎を身に付けました。そして、材料や器具を一式そろえて自宅で製作を始めました。

自分が好きなことを
仕事としてできる幸せ

 子どもの頃から好きだったものづくり。毎日、ガラスと向き合って過ごすのはとても楽しいです。じっと炎を見ているのも、ガラスが溶けている時の感覚や熱い時と冷めた時の色の変化も好きです。予期せぬことがいっぱい起きるんですよ。そこがガラス細工の魅力だと思います。そして、自分が好きでつくったもので、他の人に喜んでもらえるのは本当にうれしいです。
 そんなガラス細工の魅力を多くの人に知ってもらいたいと体験教室を開いています。始めたばかりの頃は予約してくれる人がなかなかいなくて、心が折れそうになったこともありました。しかし今では、たくさんの方が体験を希望してくださるようになり、なかには2回、3回と通って下さるリピーターも多くなりうれしい限りです。
 苦労もありましたが、すべて自分がしたかったこと。自分の夢を仕事にできて本当に幸せだと思っています。

どんどん広がる
作家としての夢

 今は、モレラ岐阜のハンドメイドマーケットや岐阜クラフトフェアなど岐阜県内を中心に、さまざまなハンドメイドイベントで出店しています。また月に2回、本巣市にあるart+eat アトリエフェリスや各務原にあるギャラリー&カフェ204にてランプワーク(ガラス)体験教室を開催。その他、ネット販売、カフェやギャラリーなどでの委託販売もしています。
 今年はガラス作家として活動しはじめて10年になる節目の年。年内に個展を開きたいと思っています。自分のアトリエを構えたいという夢も持っていますね。これからも見てくださる方がほっこり優しい気持ちに、ちょっぴり元気になれる作品をつくり続けていきたいです!