ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
～女性が生き生きと働いている企業～

HAGIホーム・プロデュース株式会社（大垣市・建設業）

【2024年3月29日 更新】

  • 年休取得率５５％以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間（月平均）１０時間以下
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 育児・介護以外の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数／男性3名　女性2名　計5名　※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①現場との連携で残業のないスタイルを定着
②社員同士の協力で男性の育休取得も無理なくサポート
③年5回のイベントを通じて施主との良好な関係を継続


定時退勤の定着で仕事も家庭も充実

　住宅建築を手がけるHAGIホーム・プロデュースは、萩永敏昭社長が住宅メーカーに勤務していた時の経験から「仕事とプライベートのバランスが重要」と考え、残業のない勤務スタイルを２０００年の創業以来継続している。書類作成にかかる時間などを逆算して建築現場から帰社し、終業時間の17時30分になると全員が退勤。建築を請け負う大工や職人にも定時退勤することを伝え、作業は遅くとも18時には終えるよう伝えている。残業せざるを得ない場合は、翌日の退勤時間を早めるなど調整。また休日については、期の始めに担当社員が全員分の１年間の休日表を作成。年次有給休暇の最低取得日数5日分も含めており、変更したい場合は代替日を休日表に書き入れて担当者に伝える決まりのため、取得漏れがない。
　各顧客の工事状況は、社員同士で常に把握し合い、誰かが急に休む場合も速やかに対応できる体制を整えている。21年には、松永力也さんが男性社員で初めての育休を約2カ月にわたって取得。事前に全員が協力して準備することで誰かに負担が集中することもなく、残業した社員もいなかった。松永さんは23年には第2子が誕生し、2回目の育休を取得している。
　年に5回ほど施主を集めたイベントを開催するなど、建築後も継続して施主と良好な関係構築を実現している。新型コロナウイルス感染拡大前の19年には、毎年恒例のバーベキューに80人以上が集まった。施主同士で子育ての悩みを相談し合ったり、プライベートでも交流が生まれたりもしている。施主からの信頼は厚く、新規の顧客獲得における紹介率は90％に上る。


育休を取得した松永力也さん。「男性の育休取得は初めてだったが、快く受け入れてもらえた。二人目の子育ても頑張りたい」と笑顔で話す。


施主を集めたイベントを継続。時には施主の特技を生かしたハンドマッサージの体験や料理教室を地域住民向けに開催することもある。