ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
株式会社長瀬土建(高山市・土木、造園、管工事等)
【2024年3月29日 更新】
- 年休取得率55%以上
- 多様な休暇制度
- 介護休暇・休業取得実績
- 育児・介護休業取得促進・復帰支援
- 保育・子育て支援
- 育児や介護による退職者ゼロ
- インターンシップ
- 地域連携
従業員数/男性26名 女性2名 計28名 ※2023年11月現在
エクセレントPOINT
①ICTの活用で測量や掘削作業を効率化
②建設業界で浸透していない「週休2日制」の導入
③地域貢献活動として保小中高生向けの職場体験を実施
業務効率化に向け一人ひとりの目標掲示
長瀬土建では、ワーク・ライフ・バランスの充実に向け、建設業界ではまだ浸透していない「週休2日制」を導入。休みが増えたことにより、従業員の給与が不安定にならないよう、全従業員の給与体制を日給制から月給制へ変更した。また従業員一人ひとりが、自分の業務の効率化を目指して具体的な目標を社内に掲示する「皆で目指す働き方改革宣言」を行い、労働時間に対する意識を高めている。ICTの導入にも力を入れており、ドローンなどを有効活用することで、測量や掘削作業の効率化を図った結果、導入前の3分の2の工期で工事を完了できるようになった。
SDGs経営を進める中で人材育成については、働く仲間や家族、地域の人たちに感謝しながら働くことで成長につなげる「NAGASEリスペクトプロジェクト宣言」を展開。従業員が仕事に精力的に取り組む様子を撮影し、「長瀬写真館」と題して作業現場等に張り出すほか、地元の学校や駅などに掲示することもある。長瀬雅彦代表取締役は「写真館を通して自分たちの仕事を地域の人たちと共有でき、お互いの感謝を深められる」と話し、効果を実感している。他にも将来の担い手を育成するため、質の良い学習環境を提供することが重要であるとの考えから、小学生を掘削現場に招いて地層を見せたり、中高校生にICT施工の体験学習を行ったりする取り組みにも力を入れる。
ゴールデンウィーク期間は、連休取得を推奨しており「家族感謝デイ」を設けることで有給休暇の取得にもつながっている。総務課の見座垣内奈緒子さんは「会社が家族とのつながりを大切にしてくれるおかげで休みを取りやすい」と感謝する。
資格を取得し、活躍する女性従業員。
保育園児の現場見学会の様子。