ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

森松工業株式会社(本巣市・製造業(建設設備製品))

【2024年3月29日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 多様な休暇制度
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 地域連携

従業員数/男性689名 女92名 計781名 ※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①長時間労働削減と生産性の向上を図るプロジェクトを推進
②ダイバーシティ推進プロジェクトの立ち上げ
③男性社員の育児休業、短時間勤務の推進

業務の効率化と女性の活躍を推進

 森松工業では、長時間労働対策として、2つのプロジェクトを推進。長時間労働削減プロジェクトでは、各部署の責任者と人事総務課が主体となって課題を話し合い、企画を立案。ノー残業デーの実施や長時間労働になりがちな社員にはシステム上でアラートを出し、業務の平準化につなげている。
 生産性向上プロジェクトでは、外部コンサルタントの指摘を生かし、工程の業務内容や作業時間を可視化。さらに、繁忙期に向けて製造部と営業部の情報共有体制を強化するなど、作業効率の向上を図る。総務部の赤堀博和さんは「社員から労働環境を改善する声が上がるようになった」と実感している。
 また、女性社員の継続就労やキャリアアップを目的に、全女性社員を対象とした「女性社員研修会」を実施。仕事や子育てなどについて話し合える場となっている。2019年からは勤務時間内にネット同時配信を行い、全拠点の社員や育休中の社員も参加できる体制を構築した。6歳の娘を持つ資材部の田中千香さんは「会社が子育て中でも働けるよう支援してくれる。自分の育児体験を研修で話せたことも貴重な経験になった」と話す。参加できなかった社員も、研修会の内容を会社のイントラネットから閲覧できる。
 さらに、20年2月に様々な部門の女性社員が集まり、多様な働き方を推進するダイバーシティ推進プロジェクトを発足。役員会で施策の提案や活動報告を行うなど、より働きやすい職場環境づくりを目指していく。


継続就労やキャリアアップを目的とした「女性社員研修会」を実施。


役員会で、プロジェクトメンバーの女性社員が施策の提案やプロジェクトの活動を報告。