ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

株式会社山本製作所(山県市・浄水器、空調機器用部材)

【2024年3月29日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 多様な休暇制度
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 介護休暇・休業取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性26名 女性31名 合計57名 ※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①家庭生活の充実に向けた「配偶者特別手当」制度の実施
②月1回の面談や食事会の開催で風通しの良い職場づくり
③家庭状況に柔軟に対応し、女性のキャリアアップを促進

家庭生活への理解を深め、女性の活躍を後押し

 山本製作所は、家庭の充実がなければ良い仕事につながらないという考えのもと、WLBの推進に努めている。
 家庭生活の充実と未婚者の結婚への動機付けとなるよう、配偶者の誕生月の前月に2万円の手当を支給する「配偶者特別手当」制度を2017年から実施。23年には3万円に増額するとともに子ども1人につき1万円支給していた「子ども手当」を第1子1万円、第2子2万円、第3子3万円と子どもの人数に応じて増額する仕組みに改定し、積極的に子育て支援を行っている。
 月に一度、各部課長と従業員の面談を実施。家庭の事情や心配事などを相談できる機会を定期的に設けることで、急な休暇が必要になったときでも、組織としてフォローできる体制を整えている。月末には役員と従業員による食事会を開催。従業員の希望に応えた景品を用意した忘年会など、社内コミュニケーションの場を定期的に設けている。世代や雇用形態を越えた話しやすい風土の構築につながっており、新卒で入社した従業員の離職率は極めて低い。
 女性の活躍も進んでいる。現在、管理職の4割は女性で、19年には2人の女性が課長職に昇進。うち1人はパートから正社員となった女性だ。雇用形態の変更に柔軟に対応しており、19年以降5人がパートから正社員へ登用された。21年9月に正社員になった澤田美帆さんは「職場が休暇を取得しやすい環境のため、学校行事にも参加できている。仕事面でもやりがいを強く感じるようになり、仕事と家庭の両立ができている」と話す。女性従業員が集まる食事会には会社が費用を補助するなど、女性の交流・活躍を積極的に後押ししている。


役員と従業員の距離が近く、仕事の悩みからプライベートなことまで気軽に相談できる環境ができている。


忘年会では、事前アンケートで従業員から希望のあった賞品が当たる大抽選会を実施。