ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
早川工業株式会社(関市・金属のプレス加工・金型設計製作)
【2024年3月29日 更新】
- 年休取得率55%以上
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 男性の育児休業等取得実績
- 保育・子育て支援
- 育児や介護による退職者ゼロ
- インターンシップ
- 地域連携
- 女性管理職登用
従業員数/男性16名 女性10名 計26名 ※2023年11月現在
エクセレントPOINT
①ダイバーシティ経営に注力し、多様な人材が活躍できる職場
②社員のやりたいことを実現できる環境
③男性の育児休業取得への理解があり、当たり前に取得可能
多様な人材が活躍できる職場
早川工業では、多様な人材の活用を図るダイバーシティ経営に力を入れている。障がい者も働きやすい環境を整えるため、ジョブコーチの配置や保護者との面談を実施。性的少数者(LGBT)の受入れ環境も整備し、全社員への研修の実施や、同性婚を異性同士の結婚と同等に認めるなど、就業規則も改定。2017年には、LGBT理解のための研修などを行う団体からLGBTフレンドリー企業に認定された。
また、20年からは多様な人材の活用のためITなど他業界からの兼業人材や、大学生の長期インターンをリモートで雇用している。兼業人材との新規事業として、工場の一角で廃材を使ったものづくりのワークショップを体験できる「ハレのシャコウ場」を立ち上げ、若い女性を中心に新たな客層を開拓。また、インターン生は営業や売上分析などを担っている。
こうした取組みに対し、初めは戸惑いの声もあったが、共に働く中で社員の意識が多様性に対し前向きなものに変化し、今では互いにとって良い刺激となっている。
社員がやりたいことに挑戦できる環境も充実しており、若手社員が就業時間外に廃材を用いてアクセサリーなどを作り販売する部活動「ザオ・ファクトリー」を発足。同部はクラウドファンディングで資金を募り、製品の開発を行った。事業と離れた自発的な活動が、仕事のモチベーションにもなっている。
男性の育児休業取得にも力を入れ、管理職への研修や社内報などで理解を深めている。10日間の育休を取得した製造部の社員は「家事などで妻のサポートができた」と話す。また、男女問わず家庭の事情や体調などにより定時で働くことが難しい場合は、勤務時間や日数を選択することができる。
LGBTの受け入れ体制が整備されているとして、LGBTフレンドリー企業に認定。
新規事業として立ち上げた廃材を使ったワークショップは若い女性を中心に人気が出ている。