ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
シーシーアイグループ(関市・カーケミカル、カーケア用品、産業タイヤ等の開発・製造・販売)
【2024年3月29日 更新】
- 年休取得率55%以上
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 女性の育児休業取得率75%以上
- 男性の育児休業等取得実績
- 育児中の多様な働き方
- 介護中の多様な働き方
- 育児・介護休業取得促進・復帰支援
- インターンシップ
- 地域連携
- 女性管理職登用
従業員数/男性252名 女性79名 計331名 ※2023年11月現在
エクセレントPOINT
①テレワークやサテライトオフィスなど場所にとらわれない働き方の導入
②スーパーフレックス制でより柔軟な働き方が可能
③充実した研修内容で社員のスキルアップを支援
柔軟な就労制度と環境整備で働きやすさを生み出す
シーシーアイグループでは、ライフスタイルに合わせた就労制度の確立と業務の効率化を重ね、働きやすさの創出に力を入れている。
2004年には他社に先駆けて、コアタイムを定めないスーパーフレックス制度を導入した。特別な理由がなくても事前申請すれば利用可能で、子育て世代の社員を中心に広く活用されている。社長室の西村さんは「通院や学校行事の際の利用など、社員にとって当たり前のように浸透している制度。ワーク・ライフ・バランスの充実につながっている」と微笑む。
また「男性の育休取得率20%」を目標に制度の周知に取り組み、0%だった取得率は5年間で75%まで上昇した。女性だけでなく男性社員にも子育て参画の意識が広がっている。
こうした柔軟な働き方を可能にした秘訣は、徹底した業務の効率化だ。手入力で行っていた受発注業務のRPA化で、年間に換算すると約3000時間分の事務作業を削減。ジョブローテーションにより業務を標準化し、いつ・誰が休みを取っても全体でフォローできる体制を整えた。
また現在推進しているテレワーク制度の足掛かりとして、20年に岐阜駅近郊にサテライトオフィスを新設。社員であれば自由に出入りができ、岐阜市内在住者の通勤時間短縮や名古屋経由で全国出張する際の拠点確保に役立っている。
岡部鉄也社長は「今後は社屋の立地や労働時間帯に囚われず、制度を活用して多様な人材に集まってもらえたら」と語った。
サテライトオフィスは開放的なカフェのような雰囲気。個人デスクはなく、社員は用途に合わせてソファやカウンター、向かい合わせのテーブル等で作業を行う。
技術職の村上さん(右)は2児の母親。スーパーフレックス制度を活用して勤務時間を調整することで、フルタイム勤務と子育てを両立している。