ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
太平洋工業株式会社(大垣市・自動車部品、電子機器製造業)
【2024年3月29日 更新】
- 年休取得率55%以上
- 多様な休暇制度
- 女性の育児休業取得率75%以上
- 男性の育児休業等取得実績
- 介護休暇・休業取得実績
- 育児中の多様な働き方
- 介護中の多様な働き方
- 育児・介護以外の多様な働き方
- 育児・介護休業取得促進・復帰支援
- 育児や介護による退職者ゼロ
- インターンシップ
- 地域連携
- 女性管理職登用
従業員数/男性2,147名 女性196名 計2,343名 ※2023年11月現在
エクセレントPOINT
①法を上回る制度で育児・介護との両立をサポート
②年12日以上の有休取得目標を設定し、休みやすい職場環境を推進
③勤務間インターバル制度により十分な休息時間を確保
仕事と充実した私生活との両立を支援
太平洋工業では、社員同士が支え合って仕事と私生活との両立に取り組む風土を育むため、「絆と成長」をスローガンにワークライフバランスの浸透に力を入れてきた。2010年から「WLBの日」を11月に設定し、全職場にハンドブックを配布して標語を募集するなど理解促進を図ってきた。
15年からは年休取得策として、1人年12日以上を目標に掲げ、4半期ごとに取得状況を労使で確認しフォローを行うことで、取得率の向上を推進している。
また08年から育児休業を就学前まで、15年から育児短時間勤務を小学4年生まで順次延長するなど、支援制度も拡充。育休取得経験のある美濃羽真由美さんは「1人目の時は、育休期間が1年だったので、保育園の途中入園に手間取ったが、制度拡充で2人目は4月の入園まで取得できた。状況に応じて復帰時期が選べて助かった」と話す。さらに「育児休業復帰支援プログラム」を設け、復帰直前に希望の働き方などを確認する場や20年には企業主導型保育園と契約するなど、円滑な職場復帰を支援。同社では、08年より女性の育休取得率が100%で、平均勤続年数も男性を上回っている。その他、社員のみならず地域の小学生を対象に、夏休み科学教室や環境教育などを開催し、幅広い次世代育成支援を行っている。
仕事と家庭の両立をサポートする人事部の田宮亜矢子さん(左)と育休取得経験者の美濃羽真由美さん(右)。
育児休業取得者を対象とした社内家庭教育研修会を開催。