ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

Miyama株式会社(山県市・建設業)

【2024年4月 5日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 介護休暇・休業取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 育児・介護以外の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性19名 女性6名 計25名 ※2023年12月現在

エクセレントPOINT

①ICT導入で生産性の向上と人材育成を促進
②長期療養からの職場復帰を手厚く支援
③地域密着で社員のモチベーションがアップ

現場作業の効率化と安心して休める職場を構築

 建設業のMiyamaは、現場作業の生産性向上のために、2019年からICTを導入。3次元設計データ作成ソフトや、ICT施⼯のための建機や測量機材などを活用したことで、安全性や施⼯精度が向上し、22年度完成の公共⼯事4件すべてをゼロ災害で⼯期前に完成することができた。工務部の松井宏樹さんは「技術向上や人材育成にもつながり、発注者との打ち合わせも視覚的に分かりやすくなってお互いの理解が深まった」と話す。
 病気などで長期休業が必要な社員に対しては、職場復帰をしっかりとサポート。長期入院を理由に退職を申し出た社員に対し、傷病手当金について説明して休職を勧めた。療養中も本人や家族と密に連絡を取って精神面をケア。現在は退院し、治療を受けながら職務に就いている。
 SDGs推進活動の一環として、地元の園児が描いた山県市の豊かな自然などの絵をダンプカーや重機にラッピングした。総務部の山口智子さんは「園児は自分の描いた絵が街中を走っていることに喜び、社員は園児の姿を見て仕事へのモチベーションが上がった」と話す。その他にも毎年地元の高校生をインターンシップで受け入れている。
 健康面では、ウォーキングに取り組み、希望者がスマートフォンアプリを活用して全国各地の企業が歩数を競い合うウォーキングイベントに参加した。歩くだけでなく、各自でどんな場所をどのような目的で歩いたかを話すことで社員同士の会話が増え、コミュニケーションを取る良い機会を持つことができた。


ICT導入で現場作業の効率化に加えて各社員の技術向上や人材育成にもつながった。


園児の描いた絵を重機にラッピングするなどして地域との交流を図る。