ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

高山米穀協業組合(高山市・食料品、灯油、ガス、飼料、食肉加工、家電製品、住宅設備)

【2024年4月 1日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 介護休暇・休業取得実績
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 地域連携

従業員数/男性100名 女性41名 計141名 ※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①営業所間の応援体制の強化で、有給休暇の取得促進
②子育て世代の経済面での支援を強化
③男性従業員も当たり前に育休を取得

連携強化で、皆が働きやすい環境に

 高山米穀協業組合では、女性従業員の多くが営業所の事務を担当しているが、営業所によっては事務員が1人しかいないために、代替者の確保が困難で休暇を取得しづらい状況が続いていた。そのため、他営業所から従業員を派遣する「女性事務員休暇取得応援制度」を導入。営業所の事務員が1人だけでも、安心して休暇を取得できる環境が整った。初田町営業所の事務員である蒲幸奈さんは「友達と計画しながら休めるようになり、プライベートも充実している」と話す。
 また、所定外労働時間の削減を図るため、当直者を配置し、各営業所の定時以降の電話窓口を本社に一本化。定時以降に飲食店や旅館などから各営業所へ商品の注文があっても本社が対応するようになり、各営業所で従業員が待機する必要がなくなった。
 子育て世代の経済面での支援として、2018年度には家族手当の見直しを行い、従業員の子ども1人につき一律3万円を支給。手厚い支援により、社内全体で子育て支援の雰囲気が広がり、離職率の低下につながった。男性の育休も当たり前となり、18年からは、対象者全員が育休を取得している。食品営業部・商品管理課の竹中啓太さんは「育休を取得することで、出産後の妻をサポートできた」と話す。
 従業員の社外活動も積極的に支援。組合内の部活動に対して活動費の補助を行うほか、従業員がこれまでの人生で取り組んできた活動の継続を応援するため、副業を認めている。現在、乗鞍岳の山岳ガイドやスキーインストラクター、中学校の卓球部の社会人コーチを務める従業員がおり、様々なフィールドでの活躍を応援している。


育児休業を取得した竹中啓太さんは「出産後の妻をサポートできた」と感謝する。


当直者を配置し、各営業所の定時以降の電話窓口を本社に一本化。各営業所で従業員が待機する無駄を省き、効率的な働き方を実現。