ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

社会保険労務士法人杉原事務所(大垣市・労務管理・人事コンサルティング等)

【2024年4月 1日 更新】

  • 多様な休暇制度
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 育児・介護以外の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • 女性管理職登用

従業員数/男性5名 女性19名 計24名 ※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①ライフステージが変化しても働き続けられるよう柔軟に支援
②えるぼし認定(第2段階目)を取得
③アシスタント職の導入で外勤職員の負担減

ライフステージの変化に合わせた継続就労を実現

 杉原事務所では、ライフステージの変化が生じても、個々に合わせて働き続けられるよう柔軟な支援を行っており、夫の静岡県への転勤に伴い、フルタイムの在宅勤務を取り入れた職員や、夫の米国赴任に帯同した2年間はリモートでパートとして働き、帰国後に正職員に復帰した職員などがいる。また定年退職した職員が、本人の希望で再雇用契約し、賃金、勤務時間等、これまでと同一条件で働くことができている。
 2017年には内勤のアシスタント職を導入し、外勤のアドバイザー職と2人で顧問先を担当する体制をスタート。それにより、外勤職員の事務作業の負担が軽減するだけでなく有給休暇が取りやすくなり、働きやすさにつながった。
 長く活躍するためには、スキルアップできる体制の強化も必要との考えから教育体制の見直しにも着手。業務の進捗状況や困っていることを毎月WEB上に書き込み、杉原浩志所長らがフィードバックするシステムを取り入れたことで、適切にアドバイスが受けられる体制を整えた。また新入職員に対しては、半年間に渡る新入職員研修を実施。ベテラン職員向けにも月1回は業務用ソフト等の学習の場を設けたことで、事務作業の効率化にもつながり、20年度の時間外労働時間は、17年度と比較して23%削減につながった。
 杉原所長は「目標は『脱・杉原』。研修や業務改善などは委員会を作り、私抜きで対策を考えることで個々の力が伸びてきた。今は、優秀な人を採用するのではなく、優秀な職員に育て上げる時代。優秀になることでやりがいを感じ、長く働きたいと思っていただければ」としている。


大垣と岐阜の拠点にカメラを設置して職場の様子を見えるようにしたことで、別の拠点にいる職員や在宅勤務者とのやり取りがしやすくなった。


専用のシステムで、職員からの業務報告に対してアドバイスを送る杉原浩志所長。課題の見える化で、素早い解決につなげている。