ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
社会福祉法人はしま(羽島市・福祉)
【2024年4月 5日 更新】
- 年休取得率55%以上
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 女性の育児休業取得率75%以上
- 介護休暇・休業取得実績
- 育児中の多様な働き方
- 介護中の多様な働き方
- 育児・介護休業取得促進・復帰支援
- 保育・子育て支援
- 育児や介護による退職者ゼロ
- 地域連携
- 女性管理職登用
従業員数/男性36名 女性127名 計163名 ※2023年11月現在
エクセレントPOINT
①シフト調整等により専門学校で学びたい職員に配慮
②病気療養中や育児中でもキャリアアップを支援
③時間外労働は月に1~2時間程度に抑制
公私にわたって手厚くサポート
社会福祉法人「はしま」では、職員のキャリアアップへの思いを法人一体となって支えようと、職員が専門学校等に通学する場合は、授業のない時間に勤務できるようにシフトを調整したり、一時的に正職員から契約職員に変更して勉学の時間を十分に確保できるよう配慮。2019年度は2人が准看護師を目指して専門学校に通い、無事に卒業した。介護職員初任者研修は、介護職員だけでなく、その他職種の職員も法人の費用負担で受講することが可能。これらの配慮により、2016年度の各種資格取得者は5人だったが、20年度は15人に上っている(いずれも延べ人数)。
体調を崩したり育児中の職員へも手厚く配慮。介護職員の奥田真子さんは3年前、手術が必要な病気にかかり、診断書に基づいて必要な期間取得できる特別休暇、病気休暇を併せて取得し、1ヶ月間休んだが、その間の給料は全額受け取ることができた。復帰後は身体的な負担の少ない業務に代わり、今では夜勤をこなせるまでに回復した。「体力的にも精神的にも安心して仕事を続けることができた」と話す。
小さな子どもがいる生活相談員の花木裕一さんは、子どもの成長をしっかりと見守りたいとの思いから、看護休暇などを活用して子どもの健診や行事などに積極的に参加。「休みが取りやすくてありがたい。自分の専門性も生かすことができていて満足している」と充実した様子を見せる。
他にも育休中の職員に対しては、職場内外での研修の資料を提供したり、育児の支援者となる家族とも状況に応じて面談を行ったりと、スムーズに復帰できるような支援もある。
また、健康経営にも積極的に取り組む。利用者と一緒に職員も体操に参加することで、仕事への集中力が高まり、時間外労働の抑制につながっている。
手術後は一時的に身体的な負担の少ない業務の担当となった介護職員の奥田真子さん。「体力的、精神的にも安心して仕事を続けることができた」と話す。
子どもの行事にも積極的に参加しているという生活相談員の花木裕一さん。専門性が生かせる業務をしながら育児との両立が図れていることに充実感を得ているという。