ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
～女性が生き生きと働いている企業～

医療法人社団神明会（美濃加茂市・医療・福祉）

【2024年4月 5日 更新】

  • 年休取得率５５％以上
  • 所定外労働時間（月平均）１０時間以下
  • 女性の育児休業取得率７５％以上
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • インターンシップ
  • 女性管理職登用

従業員数／男性16名　女性55名　計71名　※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①最大７万円の育児支援金を支給
②対象者が安心して働ける奨学金助成制度
③新入社員への指導とサポート体制が充実

充実した助成制度と丁寧な指導体制

　佐藤歯科医院を運営する神明会は職場に女性が多いため、2014年から育児支援金を支給。子どもが１人の場合、３歳未満なら上限５万円、３歳以上６歳までは上限１万円を、子どもが2人以上なら上限７万円（３歳以上が２人の場合、上限１万円）を支給する。職員が支援金を利用するようになって、結婚後の退職者は減少。同制度の導入前は産休や育休の取得者がいなかったが、現在は対象者の多くが取得している。３歳と１歳の子どもを持つ歯科衛生士の岸美沙希さんは「おかげで延長保育などを利用しやすくなり、フルタイムで働けている」と感謝する。
　17年からは、奨学金を借りている職員を対象に月最大２万円を支給する助成制度を導入。入社１年目の歯科衛生士の安藤真歩さんは「奨学金返済の不安がなく、安心して１人暮らしを始められた。自分自身の自立にもつながっている」と話す。
　新入社員の指導や手厚いサポート、スキルアップの支援にも力を入れる。新入社員には教育係が付き、作業マニュアルをもとに３カ月間の指導期間を設けている。指導の際にはチェック項目シートを活用するなど、指導状況を把握できるように配慮。スキルアップ支援として全職員を対象に勉強会を開き、セミナーへの参加費用を補助している。全職員で共有したい技術などがある場合は、外部講師を招いて学ぶ場も設ける。職員間で技術を共有することで、患者への接し方のばらつきを減少させた。スキル向上が職員の仕事への意欲も高め、受講したいセミナーを自ら提案するといった傾向も見受けられる。


新入社員には教育係が付き作業マニュアルを活用するなど丁寧な指導を実践。


各職員のスキルアップ支援として勉強会にも力を入れる。