ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

特定非営利活動法人りあらいず和(郡上市・福祉)

【2024年4月 5日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 育児中の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 地域連携

従業員数/男性29名 女性54名 計83名 ※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①働きたいを叶える個人に寄り添う雇用
②企業主導型保育所の運営
③毎月管理職による職員面談を実施し、コミュニケーションを円滑に

働く意欲を支え合う職場に

 りあらいず和は、「どんな人でも『働きたい』が叶えられる職場」をモットーに、シングルマザーや障がい者などを積極的に雇用。個々の悩みや実情に寄り添った柔軟な働き方を叶えることで、自立を支援している。重度の障がいを持つ子どもや親の介護のため、週に1~2時間勤務の職員もおり、勤務形態も様々。「家庭が第一」という理念を全職員で共有し、個人の希望を尊重している。
 さらに2004年からは、学校の長期休暇中などに子連れ出勤を認めている。毎年夏休み中には、幼児から小学生までの常時5人ほどが親と出勤。施設利用者との交流もあり、お年寄りにとっては子どもとのふれあいが認知症防止となり、子どもにとっては職場体験や福祉教育につながっている。「子どもたちは親が仕事をしている時は静かに、お年寄りと遊ぶ時は元気にと、自然に状況を見極めて行動できるようになる」と山口佐織理事長。
 また14年からは障がい者施設で、不登校となった小中学生のボランティア体験を受け入れている。加えて19年6月には、企業主導型保育施設「スマイルキュート」を開設するなど、誰もが働きやすい職場づくりに尽力する。


利用者と季節に合わせたイベントを楽しむ様子。


施設利用者と職員の子どもによる交流もあり、福祉教育の場にもなっている。