ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
有限会社賃貸ルーム(大垣市・不動産業・福祉)
【2024年4月 5日 更新】
- 年休取得率55%以上
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 介護休暇・休業取得実績
- 育児中の多様な働き方
- 育児・介護以外の多様な働き方
- 育児や介護による退職者ゼロ
- 女性管理職登用
従業員数/男性7名 女性17名 計24名 ※2023年11月現在
エクセレントPOINT
①細分化された7つの委員会で積極的に改善提案活動
②職員一人ひとりの悩みや家庭環境に配慮した面談を実施
③コロナ後も工夫して地域貢献活動を継続
小規模企業の強みを活かし職員の個性が輝く
賃貸ルームが運営するグループホームてんじゅでは、2017年に業務改善のための7つの委員会(入浴、環境、ケア、給食、レクリエーション、おむつ、医療・感染)を設置。職員は改善点を随時提案し、委員会の裁量で物品を購入したり、企画提案したことを形にしている。これまでには、膝の痛い夜勤者のためのリクライニングシートの導入や、背の低い職員でも届く高さの棚の設置、利用者がくつろげるソファーの選定、購入などの実積がある。
また、仕事の目標を明確にしてもらうとともに、悩みも言える場を設けようと、キャリアコンサルタントの資格を持つ平野真弓所長による職員面談を年2回実施。
職員の子連れ出勤は、休校時や警報発令時の早帰りの際など、急な対応を要する時に認めており、2人の子育て中の河野志菜子さんは「学校行事、台風などで早帰りの際も子連れ出勤できることで安心して働けている。これまでにも子連れ出勤できることで、娘も息子もグループホームで過ごせて助かった」と話す。正職員においては、子どもが帰宅する時間や習い事などの送迎など、一旦退社できるシフト勤務時間を設けており、子の成長に合わせた働き方を推奨している。
地域貢献活動については、大垣市の「さわやかみまもりEye」に登録し、入所者と職員が通学路を散歩して、異常を見つけた場合は自治体と連携し学校に報告したり、近くの幼保園で認知症サポーター養成講座を実施。コロナ後も手紙やオンラインなどで交流を続け、地域の介護人材の育成にも尽力している。
散歩途中に立ち寄ってくれた地域の幼保園児。地域との交流を大切にし、取組みを続けている。
人材育成と職場改善の取組みが評価され、岐阜県介護人材育成認定事業でグレード1を取得。