ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

社会福祉法人羽島郡福寿会(笠松町・福祉)

【2024年4月 5日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 介護休暇・休業取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性59名 女性125名 計184名 ※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①子連れ出勤がしやすいように子どもを「ボランティア」登録
②子育て・介護・本人の病気等に対して優しい柔軟な勤務形態
③勤務時間内において人間ドック受診の促進

特別有給休暇拡充で働きやすく

 羽島郡福寿会では、育児や介護、職員自身が病気になった場合も安心して働き続けられるよう様々な制度を整えており、15年前からは職員の子連れ出勤も認めている。当初は反対する職員もいたため、子どもを「ボランティア」として登録してもらう仕組みを考案。宿題等をして過ごしてもらう以外にも、シーツ交換や配膳を体験してもらったところ不満の声は上がらなくなった。リバーサイド笠松園で働く寺本理奈さんの長男も小さい頃ボランティア登録しており、夏休み等に施設を訪れ利用者と触れ合ったり、施設内外のイベントも手伝ったりしていた。寺本さんは「働く姿を間近で見てきた息子から『お母さんの仕事はすごいと友達に自慢している。僕も医療・福祉関係に進みたい』と言われ励みになった」と目を細める。
 健康で働き続けられる環境づくりのために、リフレッシュに充てる健康増進休暇(3日間)や骨髄移植休暇(必要な期間)、インフルエンザにかかったときなどに取得できる感染防止休暇(診断書に基づいた期間)等を特別有給休暇としている。健康診断は通常の健診バスでの受診だけでなく、勤務時間内に健診センターへ行き、子宮頸がんや乳がん検診も併せて受けることも可能で、実際に早期発見につながったケースもある。病気になった後も、病気休暇や短時間勤務などを使い、安心して働き続けることができる。


ボランティア登録している子どもたちは、施設内でシーツ交換や配膳の手伝いをするほか、施設内外のイベントでも力を発揮している。


リバーサイド笠松園の介護職員寺本理奈さん。長男は、幼い頃から施設に来る機会が多く、医療・福祉関係の仕事に興味を示しているという。