ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

社会福祉法人五常会(中津川市・高齢福祉)

【2024年4月 1日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 多様な休暇制度
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 育児・介護以外の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性73名 女性205名 計278名 ※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①Eラーニング活用で効果的にスキルアップ
②介護福祉士を目指す外国人を全面的にサポート
③遠方の社会福祉法人と協定を結び、非常時でも事業継続ができる体制を構築

多様な人材のキャリアアップを支援

 五常会では、誰もがスキルアップをしながらいきいきと働ける環境づくりのため、役職に応じて求められるスキルを細かく記載した職務定義表を作成。今後備えていかなければならない能力が明確化されるため、キャリアアップを目指す職員の意欲向上につながっている。また、キャリアアップを目指す職員への支援として、オンライン上で視聴可能な短編動画を用いた研修を導入し、効率的に受講できる体制を整備。介護職員の小林友子さんは「動画は2~10分程度で、業務の合間に気軽に受講することができる。分かりやすく学べる点も多い」と話す。
 また、経済連携協定(EPA)に伴うベトナム人の介護福祉士候補者のキャリアアップも全面的にサポートしており、外部講師による日本語講座を法人負担で行ったり、先輩職員がマンツーマンで手厚く指導している。この結果、最初に受け入れた4人全員が介護福祉士試験に一発で合格。今では、各施設に欠かせない戦力となっている。
 子育て支援については、産休・育休が取りやすい雰囲気があり、育休復帰後は正職員からパートへの雇用形態の変更にも柔軟に対応。落ち着いた段階で正職員に戻ることも可能で、子育て中の職員の継続就労を支援している。
 2020年2月には、北海道と東京都の社会福祉法人と災害緊急時における相互支援協定を締結し、大規模災害や感染症などで大きな被害に見舞われた際でも事業継続ができる体制を整備。広い視野で利用者と職員を支える体制づくりに余念がない。


人に関わる仕事だからこその笑顔。お年寄りから励まされることも多い。


毎年参加のリレーマラソン。襷をつなぎ、最後は皆でパンダを介護しながらゴール。「ひとりは皆のために」という職場を目指している。