ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

日本イベント企画株式会社(大垣市・サービス業)

【2024年4月 5日 更新】

  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 育児・介護以外の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性8名 女性26名 計34名 ※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①イベントや運営する店舗に社員の家族、友人を招待
②フレックスタイム制&リモートワークで子育てとの両立しやすく
③興味あるテーマや趣味の担当にすることで公私が充実


家族との絆や趣味を、勤務中に深める

 地域活性化のイベントの企画、県営公園内でのショップ運営、観光振興に関する事業などを行っている日本イベント企画。業務の特性上、土日祝日出勤の抑制を主眼に置くことは現実的ではないため、独自の視点で働きやすさの追求を続けている。
 その一つが運営するイベントや店舗に社員の家族や友人に来てもらいやすくするということ。有料催事の招待券を渡したり、運営店舗の割引証を発行したりして、2022年には延べ50人を招待した。本社を含め、子連れ出勤も可能としている。2人の子どもを育てる鳥居将さんは「仕事しながら家族サービスができている。むしろ平均的な家庭よりもよっぽどいろいろな場所に家族を連れていき、多くの経験をさせてあげられているのでは」と充実した表情を見せる。
 労働時間の抑制に向けては、21年秋にフレックスタイム制を導入したことで、担当業務に合わせた時間帯で働くことが可能に。リモートワークができる体制を整え、在宅勤務も可能にしたため、子どもの急病の際なども自分のペースで働くことができる。
 仕事の割り振りにも工夫を凝らし、社員それぞれが興味のあるテーマを担当できるよう調整している。サイクリングが趣味という原田尚之さんは、5年ほど前から「ぎふサイクルプロジェクト」を担当。その道の第一人者と知り合えたり、最新情報を知れたりすることも多く「仕事面での充実感は上がり、自分の趣味としても深みが増した」と話す。
 取締役の矢野純子さんは「業務特性を生かした働きやすさ、働き甲斐を高める手法はまだまだある。これからも企画会社として、ユニークな手法を社員と共に考えていきたい」としている。


自社が手掛けるイベントに家族や友人を招待することができるため、土日祝日は働きながら家族との時間も過ごすことができる。


サイクリングが趣味だという原田尚之さん(右)。仕事でもサイクリング企画を担当しており、仕事が趣味を掘り下げる機会となっている。