ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
社会福祉法人ひがし福祉会(中津川市・障がい福祉)
【2024年4月 5日 更新】
- 年休取得率55%以上
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 女性の育児休業取得率75%以上
- 介護休暇・休業取得実績
- 育児中の多様な働き方
- 介護中の多様な働き方
- 育児・介護休業取得促進・復帰支援
- 育児や介護による退職者ゼロ
- インターンシップ
- 地域連携
- 女性管理職登用
従業員数/男性37名 女性112名 計149名 ※2023年11月現在
エクセレントPOINT
①面談を通じて職員の思いや現状に丁寧に対応
②地域社会への感謝を大切に、地域に根差した活動を実施
③職員の状況に応じた雇用形態の柔軟な変更
職員の要望や雇用形態に柔軟に対応
ひがし福祉会では、職員の希望を把握して風通しの良い職場とするために、各部署の上司による年2回程度の面談を実施。さらに、入社間もない職員は、事務局が年に2~4回程度の面談を行い、仕事からプライベートまで気軽に話ができる場にしている。
面談を通じて職員に寄り添った例として、事務職の職員が退職を考えていることを把握した際は、人と関わることが好きな特性を生かせたらと生活相談員を勧め、必要な資格が取得できるようにサポート。現在も生活相談員として勤務している。
地域とのつながりも大切にしており、地域のお年寄りを招いた「敬老会」や子どもたちも参加する「生活の家まつり」などの行事を開催。生活の家まつりは多くの来場者があり、地域住民だけでなく職員の家族にとっても仕事場を見られる貴重な場にもなっている。コロナ禍で行事の実施が難しい状況でも、インスタグラムを活用し情報発信するなど、工夫しながら地域とのつながりを築いている。
雇用形態では、育児、介護など家庭環境の変化や健康問題などで職員が働き方の変更を申し出た場合に柔軟に対応。正規職員から嘱託やパートに雇用形態を変えて働き続けることや、そこから正規職員に復帰することも可能で、中には復帰後、管理職として活躍する職員もいる。結婚、出産をきっかけに嘱託となり、現在は正規職員に戻って統括主任として働く林泉さんは「子どもが小さいうちは夜勤や変則勤務を外してもらうなどしてもらえてありがたかった」と職場の対応に感謝する。宇野正弘副部長は「今後もコミュニケーションを大切にしながら、職員の働く環境を整えていきたい」と話す。
地域と施設の大切な交流の場にもなっている「生活の家まつり」。
子育て中は嘱託、現在は正規職員に戻って統括主任として働く林泉さん(左)。