ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

社会福祉法人杉和会(関ヶ原町・高齢者福祉)

【2024年4月 5日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 育児中の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性45名 女性99名 計144名 ※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①事業所内保育施設の運営、20室(個室)の職員宿舎完備
②女性の活躍を推進するプロジェクトの立ち上げ
③介護技術(トランスファーテクニック)の導入による腰痛対策

事業所内保育所や宿舎完備

 人材確保が困難といわれる介護業界。そんな中、杉和会では子育て支援に積極的に取り組み、結婚・出産後も離職せず長く働ける環境を整えてきた。その1つとして、1日500円、1カ月上限1万円というリーズナブルな保育料の事業所内保育所「杉の山保育園」を設置。途中入所が難しい保育所もある中、杉の山保育園は復帰のタイミングで預けられると好評だ。夏休みなどの長期休暇には、子連れ出勤も認めており、子どもと入居者が世代間のふれあいを体験する大切な時間にもなっている。
 さらに施設内には、通勤や住居の心配がないよう、職員宿舎を完備。職場・住居・保育が目の届く範囲で行えるため、安心して仕事に従事できる。
 2021年度から人事管理制度の見直しを行い、職員にとって働きやすい環境の整備と努力が適正に評価されるようになった。これまでは正職員とパートタイム職員に分かれていたが、その中間的な雇用形態として勤務日などに条件がある場合に限定的な働き方を可能とした限定正職員を設けた。職員の青年期から高齢期までの人生の各ステージに合った働き方で、長く勤務をすることが可能となっている。
 また、女性の多い職場であり、女性の活躍が組織の成長に不可欠であることから、女性にとって働きやすい環境の整備などを進めている。22年からは女性職員が働きやすい職場についてディスカッションする「女子会」をスタート。今年度は女性活躍を推進する委員会を立ち上げる予定だ。


体力的負担の軽減を目指して北欧式トランスファーを採用し、腰痛などによる退職者もゼロに。


施設内にある事業所内保育所「杉の山保育園」。