ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

社会福祉法人足近保育園会(羽島市・乳幼児保育)

【2024年4月 1日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性5名 女性38名 計43名 ※2023年11月現在

H29 内閣府特命担当大臣表彰受賞!

エクセレントPOINT

①配置基準を上回る余裕を持った人員体制
②時間単位の年休取得が可能で休みを取得しやすい環境を実現
③所定外労働時間が少なく仕事と家庭を両立しやすい職場環境

余裕ある人員で保育士確保

 0~6歳までの乳幼児を預かる足近保育園は、2010年から人員配置基準を上回る職員を配置し、複数担任体制をとっている。現在は17人必要なところ、実人員は26人。そのため、一人ひとりが希望のシフトを選択でき、70%以上という高い年休取得率も実現。所定外労働時間も月に4時間未満と低く、仕事と家庭を両立しやすい環境が整った。2人の子を持つ栄養士の今西沙代さんも「人数が少なかった時は、子どもが熱を出しても職場を抜けにくかったが、今は倍の人数がいるので安心して休みが取れる」と話す。
 このため、取組みを始めた11年以降、正職員の離職者は介護を理由とした1人のみ。出産・育児を理由とした離職者は08年の開園当初からゼロを続けている。
 北川山治園長は「両立支援をしっかりすることで、人材の確保につながり、職員が働きやすくなるだけでなく、大勢の職員がいれば、子どもや親も安心できる。多くの保育士による質の高い保育サービスによって、園児が集まり経営も安定する」と話す。実際、園児の数は開園時の79人から、23年11月現在で161人まで倍増している。来年度も多くの職員採用に取組み、園児の増加に対応していく構えだ。


2023年11月現在、子ども161人・職員43人。


保育士の前田栄子さんは「園行事と自分の子どもの行事が重なっても、優先して休みを取らせてくれる。家庭と仕事を両立できるのがうれしい」と語る。