ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

株式会社新生メディカル(岐阜市・高齢者介護)

【2024年4月 5日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 介護休暇・休業取得実績
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性5名 女性259名 計264名 ※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①ICTの活用によるペーパーレス化、事務処理業務の短縮
②社内外の会議、実践発表会等をオンラインで実施
③システム環境を整備し、社内事業所であればどこでも業務可能

ICT導入範囲をさらに拡大し、業務効率化を推進

 新生メディカルは、排泄など利用ニーズの高いサービスに絞ることで、従来1〜2時間かかった滞在を20分未満にし、より多くの訪問を可能にする「短時間巡回訪問サービス」岐阜県方式を導入。オムツ交換など1日に必要なサービスの回数増加を可能にし、利用者満足度アップにつながるとともに、困難だった訪問介護の労働生産性の向上を実現した。
 2017年からは訪問介護の業務管理にICTを導入し、情報共有と業務効率化を推進。リアルタイムで状況把握ができるため、ミスの回避にも繋がり、サービス提供責任者の精神的負担と手作業による事務量が軽減された。また、スムーズに情報共有と申し送りを行うことで、急変が多い利用者に対して万全の状態でケアに臨めるようになっている。現在は、全職員の出勤表のICT化、勤怠システム、給与システムを連動させており、更なる業務改善を目指している。職員は、訪問の実績が請求に連動し、各職員の給与計算にも影響していることを理解しながらシステムを使いこなしている。今後は、訪問介護以外のサービスにおいても積極的にICT活用を進めていく予定だ。
 こうした業務改善は育児をしながらでも無理なく働き続けられる職場づくりやBCP対策にもつながり、出産・育児を理由にした離職者ゼロやパート職員が時給制だけでなく固定月給制を選択できるなど、安定して働き続けられる環境が整った。人事・総務課係長代理の伏見真知子さんも「利用者にとって最適な方法を考えた結果、スタッフの働きやすさにもつながった」と話す。
 また、全管理職が女性である同社は、創業以来、仕事と家庭を両立し、活躍できる社風が根強い。職員一人ひとりが自立し、成長でき、その家族も豊かな生活を送れるように働き続けられる環境がある。


介護福祉士として働く加藤さん。高齢であってもICT化に伴うスマホ操作も覚え心身共に健康で、元気に働きチャレンジする姿勢が、人生の先輩として他の職員に良い影響を与えている。


常勤、パート関係なく専門職として成長を目指す。