ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
社会福祉法人慶睦会(岐阜市・福祉)
【2024年4月 1日 更新】
- 年休取得率55%以上
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 女性の育児休業取得率75%以上
- 男性の育児休業等取得実績
- 育児中の多様な働き方
- 育児・介護以外の多様な働き方
- 育児・介護休業取得促進・復帰支援
- 保育・子育て支援
- 育児や介護による退職者ゼロ
- インターンシップ
- 地域連携
- 女性管理職登用
従業員数/男性32名 女性51名 計83名 ※2023年11月現在
エクセレントPOINT
①年2回の面談や日々のコミュニケーションで職員の意見を吸い上げ、働きやすい環境を整備
②様々な人たちが共に力を合わせて働く共生型施設
③ITの導入による業務改善で、職員の負担を軽減
IT活用による負担軽減で、愛し愛される介護
独身者から子育て世代、高齢の方まで幅広い年代の女性が働く慶睦会は、女性が生き生きと輝ける職場づくりや障がいを持つ方や外国籍人材など様々な人々が働く共生型の会社づくりに取り組んできた。デイサービスや特養など、多様な形態の施設を持つスケールメリットを活かし、職員一人ひとりの希望の時間帯でシフト配置をするほか、子連れ出勤やWEB会議を導入。同時に、介護記録の電子化やデイサービス送迎の自動配車管理、タブレットによる勤怠労務・体温管理等を取り入れることで、子育てしながらでも無理なく働ける環境を整えている。また、ドクターメイト(夜間の医師・看護師との連絡代行)を導入し、職員の夜間の負担軽減にも取り組んでいる。
女性の社会復帰にも力を注ぎ、小さな子どもを抱える母親のために、提携している保育施設の優先枠を確保し、保育料補助も実施。他の保育施設の利用でも補助は適用される。そのほか、年2回、育休中の職員も含めた全職員と面談し、悩み事や希望の働き方、復帰時期などの相談に応じるなど、細やかな配慮と柔軟な対応を心掛ける。結果、出産・育児を理由とした離職者はゼロに。こうした社風は口コミで広がり、子連れで採用面接に来る人も増えたという。
シングルマザーや障がい児を持つ親など、働きたくても家庭の事情で就職が困難な人材も積極的に採用している。梶野代表は、「多様な人財が『お互いさま』の心で支えあい、成長しあえる場に」と、一人ひとりに寄り添う支援を続けていく意向だ。
子連れ出勤で子どもが活躍する場面。
職員の子どもたちと利用者がふれあう様子。