ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
～女性が生き生きと働いている企業～

社会福祉法人さくらゆき（岐南町・福祉）

【2024年4月 1日 更新】

  • 年休取得率５５％以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間（月平均）１０時間以下
  • 女性の育児休業取得率７５％以上
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 育児・介護以外の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数／男性41名　女性141名　計182名　※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①「働きやすい」を実現できる多様なシフトパターン
②職員の新たなステージへの「挑戦」を支援
③職員の声から広がっていく法人の未来

働きやすい環境を整え、常勤登用を積極的に推進

　高齢・障害・児童と幅広く福祉事業を運営している社会福祉法人さくらゆき。職員の働き甲斐を重視し、それぞれのライフスタイルに合わせて力を発揮できるよう、シフトは60パターン以上、非常勤職員の勤務は週１日、１時間から可能となっている。家庭生活を大切にしながら働くことができ、育児との両立を図る職員からは、「家庭と仕事の両立を支援してもらい心強い」「子どもの行事や急な発熱などのお休みが取りやすく助かっている」との声が上がる。
　職員のキャリアアップ支援にも力を入れており、次のステージへ挑戦する職員が多い。介護福祉士の資格を活かし、障害者多機能型事業所もみじの舞の生活支援員に非常勤職員として入職した職員は現在、障害支援副主任として常勤で働いている。障害のある方の「働きたい」を支援するため、元々製麺作業のみが中心だった障害者就労継続支援Ｂ型作業所でのパン製造事業を提案。職員全員で協力して試作を重ね、2023年５月には「駅前のぱん屋さんふわり」をオープンした。障害のある方が元気に働きながら地元の方と接する場となり、「新規事業にやりがいを感じている。２人の子どもを育てながら働いているので大変なときもあるが、非常勤で働いていた時より時間の使い方を工夫できるようになった。責任ある業務を任せてもらい、より楽しく仕事をしている。今後も法人のバックアップを受けながら、新しいことにどんどんチャレンジしていきたい」と笑顔で語る。
　他にも特別養護老人ホームさくらの舞の看護師２名が非常勤から常勤へ登用されている。「はじめは家庭やプライベートとの両立が出来るか不安だったが、有給休暇もしっかり取れる環境なので無理なく勤務ができている。23年８月には特別養護老人ホームさくらの舞本館がオープンし、看護師の仲間も一気に増えたので、先輩職員として後輩職員を育てていきたい」と次の目標も明確に持ち業務にあたっている。
　施設が増え職員も大幅に増員した現在の課題は「ダイバーシティの実現」。ジェンダーレス・ＬＧＢＴＱの方々など多様な人材が活躍できるよう職場環境を整備していく。
　


障がい支援副主任として活躍中の職員。障害部門に限らず法人の未来のためにリーダーシップを発揮している。


2023年５月にオープンした「駅前のぱん屋さんふわり」。焼き立ての食パンは耳までふわふわだと好評。笑顔が溢れる地域交流の場となっている。


常勤になり就業時間が長くなったことで、今まで以上にご入居者に寄り添う。看護師としての仕事にやりがいを改めて感じている。