ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

社会福祉法人浩仁会(大野町・高齢者介護)

【2024年4月 1日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 介護休暇・休業取得実績
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性54名 女性226名 計280名 ※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①年3日間のリフレッシュ休暇に加え、ケアワーカー休暇5日間を導入
②年2回の全職員面談に加え、毎月希望者には個人面談を実施
③子育てに優しい柔軟な勤務形態の導入

女性目線で職場環境を充実

 浩仁会では、2004年の施設開設時から事業所内保育施設「時計台」を設置。大野町委託事業として、病児・病後児保育室「アンジュ」も開設しており、地域の子育て支援に大きく貢献している。保育施設はデイサービス施設に併設しており、事業本部の森里恵子さんは「子どもと接することでお年寄りに笑顔が生まれ、子どもにとっても思いやりの心を育てる情操教育になる」と話す。ほかにも地域連携として、地元の高校の福祉課や特別支援学校に講師として職員を派遣。学生の職場体験を積極的に受け入れ、介護の仕事のやりがいを伝えている。
 また、子どもの看護や介護などに合わせて休める時間単位の年次有給休暇制度やリフレッシュ休暇の導入など、職員のワーク・ライフ・バランスを積極的に推進。介護福祉士の加納友里さんは「子どもの病気時にも融通をきかせてもらい、休むことができる。子育て経験者も多いので、理解があり働きやすい」と話す。
 同法人では、人事考課に合わせた年2回の全職員面談のほか、自己チェック表を用いて毎月の業務を見直す機会を設け、希望者には面談を行い悩みや相談に対応。さらに6拠点の施設をつなぐサーバーの導入で情報の共有化を図るとともに、22年は介護記録のICT化を行い、手書きによる書類の転記や重複した記録をなくし、業務改善を図った。介護ロボットも積極的に導入し、サービスの向上と働きやすい環境を整備している。


介護ロボットを先駆的に取り入れている。


穏やかな様子で子どもたちとの触れ合いを楽しむ高齢者。