ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
～女性が生き生きと働いている企業～

株式会社電算システム（岐阜市・総合ITサービス）

【2024年4月 1日 更新】

  • 年休取得率５５％以上
  • 多様な休暇制度
  • 女性の育児休業取得率７５％以上
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 介護休暇・休業取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 育児・介護以外の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数／男性527名　女性194名　計721名　※2023年11月現在

エクセレントPOINT

①社員や家族が親睦を深められる交流の場を創出
②育児支援金を支給するなど社員の子育てを支援
③有休取得向上や労働時間削減の取組みに注力

家庭との両立へ環境と風土を構築

　電算システムでは、風通しのよい職場風土を構築するため、岐阜まつりをはじめ、社員が年齢や部署を超えて交流できる場を積極的に設けている。年間４回ほど行う親睦行事を企画運営する「計和会」では、家族も参加できるボウリング大会などを行い、会社が会費の３分の１を負担。同会の役員を務めたカスタマーサービス事業部の平野鉄丸さんは「社員の人間関係を築けるのはもちろん、家族が参加できる場では家庭環境の相互理解も進み、アットホームな風土づくりにつながっている」とその意義を語る。
　2020年からは、育児における生活面の負担軽減に向けて、扶養に入れる子どもが生まれた社員へ60万円の育児支援金を支給。育児参加への意識向上にもつながり、男性の育児休業や育児短時間勤務の取得推進を支援している。
　加えて、年次有給休暇は３年間、最大60日まで保有でき、病気や育児、介護などで長期休暇の取得も可能で安心して働ける環境を整えている。
　労働時間も各部署が削減に向けた対策を検討し、月１度のコンプライアンス委員会で共有するほか、処理の自動化にＲＰＡを活用するなどの取組みを行い、５年前と比較し１人あたりの年間時間外労働を49.5時間削減できた。この取組みの結果、20年に厚労省のベストプラクティス企業にも選ばれている。高橋譲太代表取締役社長執行役員は「今後も社員１人ひとりが充実した人生を送れるよう、環境を整えたい」としている。


育児支援金を受給した第一決済サービス事業部の田中竜太郎係長は、「里帰り出産など何かと支出が多い時に支給されるのはありがたかった」と話す。


社員が集い神輿を担ぐ４月の岐阜まつりは大切な交流の場になっている。