ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

株式会社インフォファーム(岐阜市・卸売業、小売業)

【2024年4月 5日 更新】

  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 育児・介護以外の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性216名 女性42名 計258名 ※2023年12月現在

エクセレントPOINT

①新システムを多数導入し、業務を削減
②外国人や障がいのある人など多様な人材が活躍できる職場環境
③抗菌・抗ウイルスコーティング剤の塗布や出前授業など、地域貢献に注力

社員一丸で業務削減と働き方改革進める

 インフォファームは、以前は「不夜城」と言われたほど残業の多い社風だったが、コロナ禍をきっかけに見直しに着手。辻雅文社長が30回にもわたって社員とランチミーティングをして声を聞いたり、委員会を発足させたりと本腰を入れ、あらゆる改革を進めた。
 業務削減に向けては、会社支給のスマートフォンを内線電話同様に使用できるようにする「どこでも内線」を取り入れたことで、電話の取次ぎにかかる時間を大幅に減らすことができた上、内線の登録作業をなくすことができた。他にも給与明細をWEB配信に切り替えたり、社内稟議のペーパーレス化を進め、最短で当日決裁を可能にしたりと枚挙にいとまがない。
 働き方改革については社内フリーアドレスの導入、服装自由化、在宅勤務の制度化、ノー残業DAYの実施などを進めた。
 その結果、ダイバーシティの推進が加速し、2023年度には外国人学生の正社員採用が実現した。ウクライナ出身のラザレヴ・アルチョムさんは現地の大学卒業後に来日。名古屋市内の専門学校でプログラミングを学び、就職活動をして入社した。アルチョムさんは「毎日が成長できる職場。良い社会の実現の力になれたら」と目を輝かす。24年度にも外国籍社員1人の採用を予定している。入社後に障がいを持った社員に対しても、常時在宅勤務を認めることで継続雇用につなげている。
 地域貢献にも注力しており、コロナ禍では10年以上前に開発した自社製品の抗菌・抗ウイルスコーティング剤を、希望のあった公的機関等には無償で塗布。職場体験の受け入れや高校等での出前授業にも積極的で、岐阜の未来を担うIT人材の育成に向けて大きな役割を担っている。
  


2023年度に入社したウクライナ出身のラザレヴ・アルチョムさん。日本の専門学校でプログラミングを学び、そのスキルを生かしたいと考え、インフォファームに入社した。


地域貢献に注力する社風で、コロナ禍には10年以上前に開発した自社製品の抗菌・抗ウイルスコーティング剤を、希望のあった公的機関等に無償で塗布。鵜飼観覧船にも施工し、安心の提供に一役買った。