ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

梅田建設株式会社(山県市・建設業)

【2024年4月 5日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 介護休暇・休業取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 育児・介護以外の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性21名 女性11名 計32名 ※2023年12月現在

エクセレントPOINT

①定年後も活躍できる環境を提供
②サテライトオフィス活用などで所定外労働時間を削減
③新入社員やインターンシップ参加者への手厚いフォローアップ


長く働ける環境と若手への手厚いサポート

 農業にも注力する梅田建設は、本社の近隣に「美濃山県元気ファーム」を開設。定年後も就労を希望する人たちの受け皿にもなっており、元社員で83歳の棚橋武司さんは2022年度まで農場長を務め、現在も農場で働いている。また、農場の職員の多くが地域の女性で、主に加工作業を担当。黒ニンニクや焼き芋など、女性の視点が生かされた人気商品を生み出してきた。
 家族の介護を担う社員が増加する状況を見据え、介護休業制度を利用しやすい職場風土づくりを推進。対象者が取得した際は希望を尊重し、職場復帰の準備期間としてパートタイムでの在宅勤務を認めて復帰を支援。現在は正社員として職場に復帰しており、モデルケースとなっている。
 所定外労働時間削減にも取り組んでおり、現場で設置が可能な場合は、パソコンなどが使用できるサテライトオフィスを開設。現場監督全員がタブレットを持ち、写真アプリを活用することで、会社に戻らず現地で写真整理を行えるようにした。
 社員定着のために、新入社員にはマンツーマンで支援する体制を構築。インターンシップに参加する学生には手厚くフォローアップを行っている。インターンシップを経て入社した新入社員の小森瑠惟さんは「社内の雰囲気が良くてここで働きたいと感じた。実際に入社してみて、ここで働き続けたいと思っている」と話す。また、法定を上回る育児制度を設けており、10年から23年で女性社員の出産・育児による離職率は0%で、産休・育休の取得率は100%を維持している。


インターンシップを経て社内の雰囲気の良さに惹かれて入社を決めた小森瑠惟さん(写真左)。


作業現場にパソコンなどが使用できるサテライトオフィスを開設することで所定外労働時間の削減を図る。