ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

各務原航空機器株式会社(各務原市・製造業)

【2024年4月 5日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 多様な休暇制度
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 育児・介護以外の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 保育・子育て支援
  • インターンシップ
  • 地域連携

従業員数/男性88名 女性56名 計144名 ※2023年12月現在

エクセレントPOINT

①有給休暇を取得しやすい職場風土づくり
②従業員の声の拾い上げによる規定の改正
③従業員の健康促進に向けた様々な補助の実施

従業員に寄り添った職場環境を整備

 航空機などのワイヤーハーネスの製造を行う各務原航空機器。多品種少量生産の上、細かな作業が多いことから機械化が難しく、人の手による組立作業を行っている。そのため、急な欠勤の際には代役を立てられないなどの問題が生じていたが、従業員一人一人にタブレット端末を支給し、一日のはじめに作業指示を送信。従業員は端末上で作業指示を確認しながら業務を行うことで、誰が作業しても同じ品質の物を同じ時間で作ることができるようになった。こうした改善活動の推進により、職場での混乱が起きにくくなったことで、有給休暇を申請しやすい職場風土が生まれており、2022年度では有給休暇取得率は99.4%まで上昇した。
 また、働きやすい職場環境の構築にも取り組んでおり、従業員の意見を取り入れるため、自由に投函できる提案箱を食堂に設置。そこに届けられた「子育ての段階によって柔軟に勤務時間を変更したい」「アルバイトとパートタイムの賃金に差がある」という意見を基に、23年4月からアルバイトとパートタイムの区分をなくし、賃金同条件で4パターンの勤務時間を選択できるように規定を改正した。
 従業員の健康促進にも注力し、フィットネスクラブと法人契約を締結。会費が割引されるほか、利用者には手当を別途支給している。加えて、インフルエンザ予防接種の全額補助や、健康志向の仕出し弁当を注文した従業員に対して通常の弁当との差額分の補助も行うなど、運動や食生活といった様々な面から従業員の健康のサポートに取り組んでいる。


作業の標準化を推進。従業員はタブレット端末上で作業指示を確認しながら業務に取り組む。


差額分の補助が行われるため、通常の仕出し弁当と同料金で健康志向の弁当を利用することができる。