ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

有限会社早野研工(大垣市・製造業(板金加工))

【2024年4月 5日 更新】

  • 年休取得率55%以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • インターンシップ
  • 地域連携

従業員数/男性28名 女性13名 計41名 ※2023年12月現在

エクセレントPOINT

①研修の一環で、オリジナル商品を開発
②新卒社員が手掛けた焚き火台が、日本最大級の展示会でグランプリ獲得
③インターンシップの商品開発支援など、地域貢献に注力

オリジナル商品の開発通して技術習得

 早野研工のスローガンは「『待ち工場』から『価値工場』に」。自動車や建設機械関連の金属加工だけでなく、オリジナル商品の開発に積極的に取り組んでおり、毎年の新卒社員の研修カリキュラムにもなっている。
 2020年に入社した松井勇樹さんは入社1年目の時、組み立て式の焚き火台を形にしたところ、日本最大級の展示会「東京インターナショナル・ギフト・ショー春2021」においてグランプリに選ばれた。松井さんは「焚き火台を商品化したいという思いがあったから、CADや機械操作を短時間で習得でき、今につながっている。仕事に慣れるという点でも任せていただけて良かった」と振り返る。
 パートを含めた女性のみの商品開発チームもあり、「町工場で働く女性の声から生まれたアクセサリー」と名付けて真鍮のイヤリングやキーホルダーなどを手掛け、ネットショップや地元のマルシェで販売している。入社4年目の岩田葵さんは「マルシェで一般の方と接することは、モノづくりへのモチベーションアップにつながっている」と話す。
 商品開発への熱い思いは、インターンシップの高校生や大学生にも惜しみなく伝えている。3日間程度の短期インターンシップでも、キーホルダーづくりを実施。過去には半年間の長期インターンシップをした学生が、機械操作を一から覚えてカードゲームをする際に使うカウンターを製作、クラウドファンディングにまで挑戦した。カウンターは今でも販売されており、ゲームファンの間では知る人ぞ知る人気商品となっている。


入社1年目のときに焚き火台「Firebase」を開発した松井勇樹さん。焚き火台は「東京インターナショナル・ギフト・ショー春2021」でグランプリを獲得した。


パートやインターンシップの学生の商品開発をサポートしている。打ち合わせ時なども、自分の意見や考えを言いやすい雰囲気が広がっている。