ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
税理士法人ぷらす(岐阜市・学術研究、専門・技術サービス業)
【2024年4月 5日 更新】
- 年休取得率55%以上
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 女性の育児休業取得率75%以上
- 育児・介護以外の多様な働き方
- 育児・介護休業取得促進・復帰支援
- インターンシップ
- 女性管理職登用
従業員数/男性13名 女性12名 計25名 ※2023年12月現在
エクセレントPOINT
①業務の見える化で効率アップ、定時より早い帰宅を実現
②毎朝の速読トレーニングで洞察力とストレス耐性が向上
③チャットアプリを活用して多様な働き方を推奨
「見える化」と「速読」で業務改善
税理士法人ぷらすでは、繁忙期でもスタッフのWLBを保ちながら確実に業務を遂行するため、全体の連携体制を見直した。まず取り組んだのは業務の「見える化」。外勤スタッフが内勤スタッフに依頼する仕事と納期をリスト化し、内勤スタッフはそれをもとに翌日の仕事計画を個々に作成、チャットで共有する。それを社員税理士が確認して毎朝のミーティングで配分の調整と個々へのアドバイスをすることで、平準化と効率化を実現した。結果、外勤スタッフが提示した納期から2週間程度の前倒しを達成。繁忙期の残業を減らすことができ、閑散期は定時の18時より30分早い17時半に全員が帰宅している。
また河合基裕代表とスタッフ1人が速読のトレーニングを実践し「膨大な資料から重要な要素を迅速かつ的確に捉えたり、顧客からのクレームに冷静に対処したりといった税理士事務所の仕事に必要な力が身に付く」という実感を得たことから、2022年8月より毎朝10分間、スタッフ全員でトレーニングをする時間を設けた。月に2回、外部講師によるオンライン研修も行う。読書文字数計測値のスタッフ平均は、開始当初の807字/分から23年4月には3626字/分となり、外勤スタッフの古田翔真さんは「朝から仕事に集中でき、問題が起きても落ち込みすぎず、解決に向けて集中できるようになった」と効果を実感する。
全体の情報共有にはチャットアプリを活用。家族の事情で急遽テレワークに切り替えるといった場合でも全員がすぐに状況を理解でき、働きやすい環境整備に貢献している。
内勤スタッフのミーティング。中心を担う小栗香奈さんは子育て世代の女性スタッフのフォロー役でもある。
始業まもなく準備体操のように始まる速読トレーニングは、資料探しやストレス耐性の向上にも一役買っている。