ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

付知土建株式会社(中津川市・建設業)

【2025年3月27日 更新】

  • 年休取得率70%以上
  • 多様な休暇制度
  • 男性の育児休業等取得実績
  • インターンシップ
  • 地域連携

従業員数/男性31名 女性4名 計35名 ※2024年12月現在

エクセレントPOINT

①インスタグラムの活用で人材確保
②企業説明会で作業を視覚的に紹介
③外国籍人材と若手社員も活躍できる職場環境

建設業の魅力を積極的に外部へ発信

 付知土建では女性社員が建設現場で働く様子や、女性支援の研修やイベントの動画などをインスタグラムで定期的に紹介し、業界の魅力をPRしている。フォロワー数も年々増え、認知度も向上。高校生の時にインスタグラムを見て入社を希望し、建設現場で働いている女性社員の伊藤妃与乃さんは「女性の目線を生かして現場に良い影響をもたらしたい」と意気込む。
 地域貢献活動としては、地元の中学生を対象とした合同企業説明会を実施。重機操縦や地形の測量などを映像で紹介し、土木や林業の重要性や魅力を伝え、地元企業や建設業に興味を持ってもらう機会を設けている。
 多様な人材が活躍できる職場づくりにも力を入れており、外国籍人材の採用を行っている。3カ月ごとの面談に加え、日頃からコミュニケーションを重視。異なる文化を受け入れることで生産性や創造性が向上し、活気ある企業文化となっている。
 さらに、若手社員の声も大切にしており、入社3年目までの若手社員を対象とした面談も3カ月ごとに行う。人間関係や安全に対する不安などに耳を傾け、安心して働ける環境を整えている。三尾隆介常務取締役は「自分たちが思いつかないような考えや意見が出てきて驚かされる」と面談の有効性を実感している。
 事務作業を担う総務部での働き方改革にも注力。紙の文書をデジタル化し、業務を効率化した。印刷や郵便費用などのコストも削減。他部署との連携もスムーズになり、仕事の生産性が向上している。


地元の付知中学校の生徒たちの前で建設業の魅力を語る三尾隆介常務取締役。


多様性を尊重し、ベトナム・ブラジル・中国出身の社員と気兼ねなく接することができる職場環境。