ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
株式会社常盤電機(各務原市・製造業)
【2025年3月27日 更新】
- 年休取得率70%以上
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 女性の育児休業取得率75%以上
- 男性の育児休業等取得実績
- 介護休暇・休業取得実績
- 育児中の多様な働き方
- 育児・介護以外の多様な働き方
- 育児・介護休業取得促進・復帰支援
- インターンシップ
- 地域連携
従業員数/男性57名 女性20名 計77名 ※2024年12月現在
エクセレントPOINT
①社用車をプライベート利用できるサービスを導入
②若手含む多くの社員が一丸となって人材採用に注力
③ベテラン社員が講師を務める「マイスター塾」で、技術伝授とコミュニケーション活性化
社長の1on1面談で働き方改革が前進
2022年に就任した林玄悟社長が大切にしているのは社員の声。新たに「全社員との1on1面談」を始め、仕事への思いや悩み、提案を直接聞くようにした。その結果、業務改善や働き方ルールの見直しが一気に進んだ。
早々に導入したのが社用車をプライベートでも使えるようにするサービス「しぇあくるME」。これまで営業職はマイカーで出社後、営業車に乗り換えて取引先を訪問していたが、直行直帰が可能になった。業務とプライベートは、車載器のボタンを押して区別する。現在は3人が利用しており、中にはマイカーを手放せた社員も。会社側も契約駐車場の台数削減などのメリットがあった。
人材採用は「会社の未来を創る重要な活動」と位置付け、多くの社員が携わるようにしている。説明会やインターンシップの企画・運営を若手が行うこともあり、社員が他部署の協力も得ながら会社について理解を深め、自らの言葉で伝える貴重な機会となっている。成果は上々でインターンシップ参加者を含む、毎年複数人の新卒採用につなげている。
若手社員の育成に向けては、ベテラン社員が講師を務める「マイスター塾」を2~3週間に一度開き、実践的な内容を伝える。ベテランと若手が共同で担当しており、世代を超えたコミュニケーションの場にもなっている。経験豊富なマイスターの解説により、若手社員から有意義との声も聞かれる。
定年間近の社員に向けては、60歳になる半年前に60~65歳の6つの年齢区分から退職年齢を選択できる制度を設け、本人の意向に沿ってキャリアプランを形成できるようにしている。
1on1面談で、社員から仕事への思いや悩み等を聞く林玄悟社長(右)。面談で出た声は、業務改善や働き方ルールの見直しにつなげている。
ベテラン社員が講師を務めるマイスター塾では、若手社員が機械等を操作しながら実践的な内容を学ぶ。