ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

株式会社立保(東白川村・建設業)

【2025年3月24日 更新】

  • 年休取得率70%以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 育児・介護以外の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 地域連携

従業員数/男性53名 女性2名 計55名 ※2024年11月現在

エクセレントPOINT

①建設業界で浸透していない「週休2日制」の導入
②勤務管理のクラウド化による直行直帰実現や管理業務の効率化
③社内SNSを活用した会議削減と情報共有の効率化

家庭環境の充実で仕事の意欲を促す

 立保では、年次有給休暇の時間単位、半日単位での取得を可能としており、子どもの病院や、授業参観などの理由で気軽に取得できる環境を整えている。そのため、重篤な病気を患う子どもを育てながら、現場監督として働く従業員もいる。安江将利代表取締役は「人がいないと会社は成り立たない。病気や障がいがあっても活躍する場を提供することが大事」と話し、会社全体でサポート。働き続けられる場を提供している。
 また、家庭環境の良さが仕事のやる気につながると考え、仕事優先で家庭を疎かにしないよう、時間外労働をする際は家族の許可を必要とした。その結果、月平均時間外労働時間が2.0時間となり、業界平均を大幅に下回った。技術管理部の安江陽平さんは「残業が少ないおかげで、帰宅後に子どもと触れ合う時間がしっかり確保できている」と感謝する。
 従業員のスキルアップ支援にも取り組んでおり、キャリアパスを明確に設定することができる。資格取得支援講座の受講料を会社が全額負担し、様々な資格取得に挑戦しやすい環境づくりを整備しているため、一級土木施工管理技士学科試験や一級造園施工管理技士学科試験の合格率が上昇するなど、大きな成果を上げている。
 そのほか、地域貢献の取組みにも精力的で、ロードプレイヤーとして道路の清掃活動を毎年3回ボランティアで実施。また、自社の強みを活かし、村内の保育園・小中学校の要望を聞き取り、整備修繕や清掃活動、草刈りなども行っている。


「子どもとの時間がしっかり取れている」と話す安江陽平さん。


若手従業員にも積極的に経験を積ませている。


中学校ボランティア活動など地域貢献にも力を入れる。