ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

株式会社市川工務店(岐阜市・建設業)

【2025年3月24日 更新】

  • 多様な休暇制度
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 育児・介護休業取得促進・復帰支援
  • 育児や介護による退職者ゼロ
  • インターンシップ
  • 女性管理職登用

従業員数/男性301名 女性47名 計348名 ※2024年11月現在

エクセレントPOINT

①育児休業取得者の会を開き、スムーズな復帰をサポート
②女性技術者の会を立ち上げ職場環境改善を推進
③配偶者出産休暇で男性社員の育児参加を促進

環境改善で女性の活躍推進

 男性中心の建設業界において、早くから子育てと仕事を両立できる社風構築に努めてきた市川工務店。全体の約1割を占める女性社員のうち2022年度は9名が育児休業を取得しており、出産を理由とした退職者はいない。20年からは、会社近くの企業主導型保育園と協定を結び復帰を支援している。「育休を取って復帰している方ばかりなので、復帰に関しての心配は少なかった」と話すのは村井紗由美さん。会社の制度を利用し2年間の育休を取得後、短時間勤務で復帰した。「保育園が見つからず復帰できるか心配だったが、会社が協定を結んでいる保育園を紹介してもらい、子どもの預け先が見つかった」と笑顔をみせる。さらに、扶養手当とは別に子どもの出生から高校入学までイベントごとに総額30万円の一時金を支給するなど、支援制度も手厚い。
 15年には、女性技術者の会「けんけんぱ」を立ち上げた。これまでも建設現場の女性専用トイレや更衣室の確保などを進めてきたが、さらなる働きやすさやキャリアアップに向けて、女性技術者15人が検討を行う。「女性の技術者はまだ少ないが、長く勤められる環境をつくり、ステップアップしていきたい」と吉田身友希会長。
 久留宮裕司総務部長は「より多くの女性技術者を積極的に迎えるためにも、気持ちよく働ける環境を整備していきたい」と意欲を見せる。


「けんけんぱ」の現場パトロールでは、誰もが働きやすい環境を目指して現場環境パトロールを行うだけでなく、SDGs目標に対する各現場での取組み評価も行う。


「小学校入学前まで短時間勤務制度を使えるのでありがたい」と話す村井紗由美さんは、2児を出産後、2年間の育休を経て短時間勤務で復帰。