ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
中部事務機株式会社(岐阜市・卸売業、小売業)
【2025年3月27日 更新】
- 年休取得率70%以上
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 女性の育児休業取得率75%以上
- 男性の育児休業等取得実績
- 育児中の多様な働き方
- 介護中の多様な働き方
- 育児・介護以外の多様な働き方
- 保育・子育て支援
- インターンシップ
- 地域連携
- 女性管理職登用
従業員数/男性86名 女性39名 計125名 ※2024年11月現在
エクセレントPOINT
①社員と家族の幸せを多様な仕組みでサポート
②柔軟な働き方を実現するデジタル化の取組み
③社員同士のコミュニケーションを促進する取組みを実施し、良好な社内環境を構築
社員と家族に寄り添い、幸せ支える職場
中部事務機は、創業者の「社員とその家族を大切にしたい」という想いから、社員とその配偶者の誕生日に、それぞれ1万円相当のプレゼントを贈っている。社員の配偶者へのプレゼントは、誕生日カードを添えて本人宛に自宅へ郵送。また正月には、小学校卒業までの社員の子どもにお年玉を渡している。これらの取組みは40年以上継続しており、社員の家族からも好評である。
2022年9月からは、中学生以下の子どもや介護保険で「要介護4以上」の認定を受けた同居家族がいる社員を対象に、年6日の「ファミリーサポート休暇」を導入。この休暇は、社員が育児や介護に積極的に関わるきっかけを提供することを目的としており、学校行事への参加や、病気やケガで看病が必要な時などに、年次有給休暇とは別に取得できる。また、休暇に加えて扶養家族1人につき月1万円の扶養家族手当を支給しており、社員の家庭生活を支援する取組みを継続的に行っている。
19年に建て替えた新社屋では、固定席を設けないフリーアドレス制を導入し、社内のデジタル化や働き方改革にも積極的に取り組んでいる。ペーパーレスやテレワークを促進するだけでなく、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入し、定型業務も自動化を進めている。これにより、手作業の業務を減らし他の業務にリソースを振り分けることが可能となった。自動化は残業時間の削減にも寄与しており、働きやすい環境づくりを進めている。
また、社員同士の交流を促進するための活動を展開。23年に部門対抗ウォーキングイベントを実施し、24年にはワクワクしようカフェを開催。社員同士が楽しくコミュニケーションを取り、交流を深める機会となっている。広報ブランディング室の小島菜々恵さんは「コミュニケーションの総量を増やす取組みを今後も継続したい」と話す。

社員と社員の配偶者には誕生日プレゼント、小学校卒業までの社員の子どもには新年にお年玉が贈られ、社員の満足度向上に寄与している。

フリーアドレス制の導入やあいさつ運動によって、部署の垣根を越えたコミュニケーションが生まれている。