ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
東濃信用金庫(多治見市・金融機関)
【2025年4月 4日 更新】
- 多様な休暇制度
- 女性の育児休業取得率75%以上
- 男性の育児休業等取得実績
- 介護休暇・休業取得実績
- 育児中の多様な働き方
- 介護中の多様な働き方
- インターンシップ
- 地域連携
- 女性管理職登用
従業員数/男性430名 女性474名 計904名 ※2024年12月現在
エクセレントPOINT
①女性職員でつくる「チームなでしこ」発案イベントを多数開催
②「カンガルーポケットの会」による育児休業者復帰支援
③契約締結により取引先が運営する事業所内保育施設を利用可能に
女性発信、社内交流の輪広がる
東濃信用金庫では2014年、「地域の皆様に愛される信用金庫にしたい」との想いから、女性職員による「チームなでしこ」を設立。現在18人のメンバーが中心となり、職員の満足度向上に向けて活動している。チームの発案で始まった「おたすけCafe」は、職員同士で業務面の疑問や悩みを気軽に話せる場所として毎月第1土曜の午前中に開催。さまざまな世代や店舗の職員が参加し、互いを高め合う場になっている。19、23年には健康増進と店舗間の交流を目的に「なでしこスポーツ大会」を開催。グラウンドゴルフと卓球を実施し、多くの職員が汗を流した。
出産・育児にかかる制度の充実も図っており、21年4月~24年3月に至るまでの育児休業取得率は100%を達成。復帰後も子育てしながら働きやすい環境をつくるため、妊娠中や育休中の職員を対象に「カンガルーポケットの会」を10年に設立。子どもを連れての参加も可能で、偶数月に開催。事務連絡や昇格・資格試験を紹介するほか、参加者同士で育児や職場復帰に対する悩みを共有して不安を軽減することで、復帰後も前向きに仕事に取り組める一助となっている。また取引先が運営する事業所内保育施設を職員が利用できる体制を整え、現在8社の取引先と共同利用契約を締結している。
女性の活躍推進に向けた取り組みも積極的で、渉外担当の女性職員を対象とした研修を3カ月に1回開催。これまでに住宅ローンや消費者ローン、決算書の見方など、参加者の希望に応じたテーマで実施。累計で延べ58名が参加し、意欲向上につながっている。
女性職員の有志でつくる「チームなでしこ」は、女性職員のES向上を目指しさまざまな活動を展開。スポーツ大会では職員の家族も参加して交流を深めた。
「カンガルーポケットの会」には、同時期に妊娠や出産を経験する女性職員が集まる。コミュニケーションの促進だけでなく、復帰後のモチベーション維持にも一躍買っている。