ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~

社会福祉法人慈恵会(美濃加茂市・福祉)

【2025年4月 2日 更新】

  • 年休取得率70%以上
  • 多様な休暇制度
  • 所定外労働時間(月平均)10時間以下
  • 女性の育児休業取得率75%以上
  • 男性の育児休業等取得実績
  • 介護休暇・休業取得実績
  • 育児中の多様な働き方
  • 介護中の多様な働き方
  • 保育・子育て支援
  • インターンシップ
  • 地域連携
  • 女性管理職登用

従業員数/男性169名 女性609名 計778名 ※2024年11月現在

エクセレントPOINT

①週3回のノー残業デーの実施
②ダイバーシティの推進
③時間単位の有給休暇取得や計画的付与の実施

ライフステージに対応した多様な働き方を提案

 県下最大級の社会福祉法人である慈恵会は、3市4町に老人ホームやデイサービスセンターなどを展開している。そのため本部と各エリアが連携を図り、引っ越しや育児、介護など職員一人一人の状況に対応した多様な働き方を提案。安心して仕事を長く続けられる環境づくりに取り組んでいる。
 パートから正職員への転換支援も行っており、キャリアアップを目指しながら働くことができる。常勤職員のAさんは、子どもが1歳3カ月の頃に特別養護老人ホームでパート介護職員として働き始め、子どもが小学校に上がるタイミングで嘱託職員へ転向。もっと責任を持って働きたいとデイサービスセンターに異動して常勤職員となった。その後、更なるキャリアアップを果たし、現在はデイサービスセンターの副生活相談員として働いている。将来的には夜勤をこなす正職員への転向も視野に入れている。
 人手不足の解消に向けた挑戦として、介護現場のダイバーシティ実現にも力を入れる。外国籍の介護人材育成を目的とした法人独自の奨学金制度を創設し、介護福祉士養成校への留学や就労支援として特定技能実習生の受け入れを実施。日本語支援や働きながら介護福祉士の資格を取得できる受験対策研修の実施など様々なプログラムを導入している。現在、外国籍の介護職員は5か国まで広がり、日本人と同じ待遇で働いている。また、介護職員の業務負担軽減としてDX推進も図っている。
 時間外労働削減に向けては、これまで時間外で行っていた研修を勤務時間内に受けられるようeラーニングを導入。他にも時間外適用時間の見直しや終業5分前には着替えに行けるよう改善するなどして、職員の時間外労働時間を月平均2時間以下まで削減した。今後も働きやすい職場を目指し、取り組みを継続していく。


3、9月(サンキュー)を「ありがとうカード月間」とし、職員同士や利用者から職員へなど、普段なかなか伝えられない感謝の気持ちをカードに書いてもらい掲示している。


WLBを推進し、新しい介護のカタチを実現。